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イギリスからの便り。 16:11
気持ちが沈んでなかなか心が浮かんでこない日々のなか
 
イギリスから、思いがけない便りがとどきました。
 

 

わたしがブリーディングし、5月にイギリスの友人のところに迎えてもらった

 

ダルビッシュが、Blackpoolのドッグショー

 

ジャックラッセルテリアストのベスト・パピー、さらに

 

テリアグループで、パピーグループ3席に入賞したとのこと。

 

イギリスといえば、テリアの国。

 

もちろん、テリアグループにはずらりとたくさんの英国テリアたちが並びます。

 

日本男児のダルビッシュが、テリアの国のドッグショーで頑張ったことは

 

とても、大きな励みになりました。

 

ジャックラッセルテリアは英国原産犬種ですが、英国ではこの、優秀な作業犬を

 

KC(Kennel Club)で犬の優劣を品評することへの抵抗から

 

ながらく、純血犬種としての公認を拒んできました。

 

しかしながら、1980年代以降、オーストラリアがジャックラッセルテリアを

 
ANKC(オーストラリアン・ケネル・カウンシル)で純血犬種として公認し
 
ヨーロッパ中から訪れる審査員たちが、この小さな白いテリアに魅了され
 
ぜひ、自国に持ち帰りたいと、、、いうようなおおまかな流れで
 
1990年代、アイルランドを皮切りに、ヨーロッパの国々で愛されるようになり
 
FCI (国際畜犬連盟)で公認され、数年前にアメリカでも公認という
 
世界中の流れには、さすがの英国も避けては通れないという状況があったようで。。。
 
 
わたしは、数年前に英国サレドン犬舎のJudith Averis氏をはじめとする
 
たったの6人くらいで、ジャックラッセルテリアクラブオブイングランドという
 
有志のクラブをつくり、The Kennel Clubに、公認してもらうべく働きかけをしてきました。
 
同時に、3世代の血統をもつブリーディングを最低頭数ブリーディングされたことが
 
認められたら、公認が近づくということで、英国の仲間たちに、基礎となる自分の犬を譲り
 
彼らとともに、英国における、現代のジャックラッセルテリアをつくっている最中です。
 
 
テリアの国
 
ジャックラッセルテリアが生まれた国ですから
 
自分のような日本人に、いったいなにができるのか
 
手探りの道でしたが、英国は議会制民主主義の国ですから
 
ブリードスタンダードを制定するにあたっても、皆で話し合い
 
ブリードスタンダードを決める過程でなんども、皆で話し合い
 
犬種クラブ皆で、ジャックラッセルテリアという犬種をよくするために
 
働きかけている最中です。
 
さまざまなプロセスへの参加を通じて、英国の犬文化、犬種クラブのなりたち
 
純血犬種のあるべき姿と、それを支える愛好家たちの姿
 
ケネルクラブと、ブリードクラブの力の均衡
 
など、英国という、世界一の犬文化を誇る国の一端を垣間見て
 
真の純血犬種の文化のすばらしさを感じることばかりです。

 



 

自分は、日本国内だけでブリーディングをするのは、どう考えても健全性の面から

 

限界があるし、血液の詰まった繫殖か、もしくは、なんの血統の分析のない利益目的の

 

増殖しかしようがなくなってしまうので、はやい段階から

 

ノルウェー、 イギリス、フランス、フィンランド、ドイツ、デンマーク、アメリカなどに

 

ブリーディングを一緒に行っていく仲間たちと、自分たちのコミュニティをつくってきました。

 

おかげで、自分の犬たちも、北欧の国々に行ったり、逆にそれらの国からうちに犬たちがきたり

 

世界の、犬文化に触れることができました。

 

それぞれの国の、それぞれの、犬観。

 

それぞれの国の、それぞれの、愛犬意識。

 

みんな、微妙に違います。

 

また、これからそういう話もブログでしていけたらいいなと、思います。

 

個人的に自分がいちばん好きなのは、ノルウェーかなと、、、思います。

 

 

。。。

 

バケツをひっくりかえしたような雨がふりつづいた朝から一転

 

ものすごい青空。

 

今日も、いちにち、プールで遊び、走って遊び、スプリンクラーで遊びます。



 

そもそも、こうやって暮らしている犬たちなので

 

社会性が身につかないわけないのです。

 

この2頭は、亡くなったひよこの妹たち

 

ストーリーとドリーマー。



 

この子は、弟のてんてん。

 

みんな、毎日ちょっとづつテーブルに載せて

 

ブラッシング、爪切り、耳掃除、歯磨きなど

 

テーブル・トレーニングをしています。

 

台にのって、人の手にふれられることは、なによりも有効な

 

パピー・トレーニングだと、フランク・サベラが書いた

 

The Art of Handlingに書かれています。

 

テーブルの上というのは、高さがあり、犬が心細さを感じるため

 

その状況下で、人がやさしく声をかけて、ブラシをかけたり、お手入れをすることで

 

服従(オビディエンス)のトレーニングの一環にもなるし

 

犬の一生涯ついてまわる、お手入れを、気持ちいいものと感じさせるトレーニングにも

 

なるので、子犬を迎えたら、テーブルトレーニングはコミュニケーションのひとつとして

 

良いと思います。

 

ただし、1日3分くらいで、パッとやめて、ほめて、おいしいおやつで締めくくってください。



 

 

ひよこの記事について

 

なぜ、犬がそうなるまえに取り戻さなかったのかという意見がありました。

 

たしかに、取り戻せたのならば、それがいちばん、よかったのかもしれません。

 

ひよこが亡くなったのは、6月12日、日曜日。

 

飼い主から連絡が来たのは、

6月14日火曜日で、そのときは、亡くなったことも、怪我をしたのかも、なにも書いてなく

 

ただ、話がしたいので、土曜日に時間をつくってほしいとのことでした。

 

自分は、「体調を崩したり、具合が悪くなったりしていませんか、大丈夫ですか」

 

というような、メールを書きました。

 

亡くなったことは、まったく、知らされていなかったんです。

 

ブログの存在も、知りませんでした。

 

ときどき、子犬をお渡ししたオーナーさんから、お渡しした数日後に

 

体調を崩したとか、お腹がゆるいというような連絡が来ることがあるので

 

そういうたぐいのお話しかと思ったのですが、それにしても、なにか虫の知らせというか

 

胸騒ぎがして、ネットをあちこち検索したり、探したりして、ようやくのことで

 

その飼い主さんがしているブログを見つけました。

 

そのときに読んだのが、ボルゾイと岩場を散歩している写真などでした。

 

もう、ひよこが亡くなって数日後でしたが、元気な日々のブログしか更新されていませんでした 

 

が、なんども、なんども、ブログを訪れたところ、翌日だったか翌々日だったか

 

ひよこが亡くなっていることが、ブログに書かれていたのです。

 

自分にはまだ、メールでも、電話でも、報告がなく、そのブログで知ったのでした。

 

 

結果論ですが、そのブログを先に知っていれば、危ないからやめたほうがいいとか

 

子犬を返してくださいとか、言えたと思うのですが、会いに来たいというメールに

 

なにか、腑に落ちないものを感じて、ようやくブログを知ったのでした

 

だから、そのときにはひよこは亡くなっていたので、あとのまつりでした。

 

なぜ、飼い主さんが、自分にひよこが亡くなったことを言う前に

 

ブログを更新したのかは、よくわかりません。

 

直接会ってお話ししたいということでしたが、お会いしても、あの子は戻らないし

 

お会いしたら、とても激しい言葉を投げつけてしまいそうだし

 

会って、なにかを伝えて、彼女に気持ちを替えてもらっても命は戻らないわけで

 

自分の気持ちがこれ以上、荒れることは、他の犬たちの世話をする上でもよくないので

 

お会いすることは、お断りしました。

 

 

 

そんな人間に渡すのが悪い。

 

という意見もありました。

 

でも、そんな人間か、どんな人間かは、わからないと思うんです。

 

この方とも、お譲りするまでに2回お会いしています。

 

けっして、悪い人とか、心が歪んでいる人とか、そういうことじゃないと思うんです。

  

ただ、自分はトレーナーだし、犬には慣れているし、なにも起きないわ、大丈夫という

 

命への過信が、あの事故を招いたと思います。

 

 

 

 

 

 

では、そんなに簡単に人を信じず

 

誰にも譲らないのが、ベストの選択なのか・・・。

 

 

 

自分はこれまで、犬たちをブリーディングし、育て、お譲りすることを通じて

 

ほんとうに素敵な方々と、であってきました。

 

このケネルは、静岡と愛知の県境にあり、ほんとうに田舎で、不便で

 

バスは1日数便しかなく、夜は蛍がとびかう、とんでもなくド田舎にあるんです。

 

だから、「突然とおりかかって、衝動買い」という飼い主さんとは無縁というか。。。

 

 

ホームページも、3年くらい更新していないので

 

子犬の写真を羅列して、金額がかかれて、オーナーさん募集中

 

みたいなこともまったくしていないので

 

みなさん、自分たちのことを知る方法は、ドッグショーか、あるいは

 

このブログを通じて知ってくださる方、もしくは、お友だちの紹介

 

という方しかこないので、ほしい=すぐ購入

 

というふうなプロセスではなく、まずはこのブログを読んで

 

自分たちの犬観、犬育てへの考え方、純血犬種への考え方などを

 

知ってもらったうえで、このド不便なケネルまで足を運んでいただいて

 

見学をしてもらって、犬たちが暮す環境、犬たちの生活、そして犬たち自身を

 

みていただいて、心配なこと、不安なこと、育て方など、きちんとお会いして

 

お話をして、ご相談にのって、飼い主さんとブリーダーがお互いをきちんと知ってから

 
ご希望であれば、子犬を迎える話をするので、これまでも、ひよこの事故のようなこと
 
一度もありませんでした。
 
みなさん、迎えるまでにしっかりと「予習」をされて、さらに
 
「犬を迎えるってどういうことだろう」ということを
 
よく考えてから、ここに来てくださるので、へんな言い方ですが
 
みなさん、大事にしすぎるほど、大事にしてくださっています。
 
ファミリー会で会えば、みんな、ピカピカにお手入れされ、どれほど愛されているのか
 
ひとめでわかります。
 
犬を、かわいがるだけでなく、ひとつの命を持つ存在として
  
その命の尊厳を、大事にしてくださっている方々ばかりです。 
 
いわゆる、一般的にペットを迎える方より、やはりこのド不便なケネルまで
 
足を運び、話をし、じっさいにブリーダーと会って犬を迎える方々しかいないので
 
いわゆる、事故とか、トラブルというものも、まず、ありませんでした。
ほんとうに素晴らしい家族ばかりで、そういう方々と知り合えたのも、犬を育てていたから
  
なので
 
やっぱり、自分は、人を信じたいです。
 
人が、犬を愛する力を信じたいです。 
 
シリアスブリーダーが良い犬を譲り、良い家族がその犬を迎え、犬種愛好家の輪が広がる。
 
イギリスの犬文化だって、そうして支えられてきたのではないかと、思うのです。 
 
無計画に、産ませて増やす、増殖をなりわいとする"にわかブリーダー"が
  
ブリーダーだと思われているこの国で
  
プロのブリーダーとして、純血犬種を未来につなぐ責任についても
  
よりシビアに、シリアスに、考えていかなくてはと、思います。
 
ブリーダーがするべき責任としての、パピートレーニング、もっとさかのぼるなら
 
気質の良い犬だけを繁殖する、ブリーディングにおける、性質のコントロールなど
 
考えるべき点はいくらでもあります。
  
ほんとうの意味での「シリアスブリーダー」が増え、社会に認知され、犬を迎えるときに
 
店頭販売で買わないこと、増殖屋さんから買わないこと、にわかブリーダーから買わないことを
 
多くの人たちが、知ってくれたら、にわかペットブームも、にわか社会化神話も
 
にわかトレーナーも次第に淘汰され、命に敬意を払う犬文化に
 
少しでも、近づけるのかなと、思っています。
 
  
たくさんのコメントをありがとうございました。
 
ひよこの事故を自分の十字架と思い
 
子犬を譲る際には、オーナーとなられる方々と、より密なコミュニケーション
 
会話と対話を大事に、このような事故が二度と起きないよう
 
務めていかなくてはと、思います。
 
トレーナーさんや、あるいは、ブリーダーさんたちからのコメントも
 
さまざまな方の、さまざまな観点からの言葉が、ひとつひとつ、心に響きました。
 
  
 
 
 
いままで接点のなかった方々、お話しをしたことのなかった方々の声を
 
こうして聞いているのは、ひよこが繋いでくれた縁です。
お気持ちを、ありがとうございました。 
 
 
 
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ま、まさか。ま、いっか? 01:22
新潟で、北陸インターナショナルドッグショーに行ってきました。



とんでもない猛暑で、犬たちも大変。

車のエアコンを1日中つけて、出番以外は車でクールダウン

お水をしっかり飲ませて

自分からたくさん飲まない子も

水スプレーなどで、冷たく冷やしたお水を

飲ませるようにして

出番のときは、氷や濡れタオルでしっかり冷やして

人間は、汗だく、ペットボトル何本飲んだのか??

思い出せないくらいでした。

人間は汗をかけますが、犬は汗をかけません。

おまけに、毛皮を着ていますから

熱中症、気をつけなくては!


自分たちがドッグショーで行う冷やす技術、たとえば

冷たく冷やした水スプレーとか

氷のうとか、携帯用バケツ、コールドスプレーなど

日常の夏のお散歩にも、便利です。

とくに、水スプレーは足を拭くとか、お腹を冷やすとか

お水を飲ませるとか、使い勝手いいので

おすすめです。

内腿、お腹、脇の下などは

水スプレーすると、気化熱でクールダウンできます。




新潟から7時間くらいかけて帰ると

。。。




まさか。



まさか。


ショーが大好きなのに、留守番だった

腹いせかも。

疲れたー、と、グッタリして帰宅して

うたた寝している隙に。


ショードッグがおりこうだなんて

誰が言ったか、言わないか

いたってふつうの




やんちゃ犬。



今日は、遠征でグッタリなので

明日またブログ更新します。

たくさんの方に読んでいただいて

たくさんのコメント、メッセージ

シェアなどをしていただきました。

みんながもうちょっと注意するようになって

この土日に、ドッグランでの事故が防げたり

みなさんが、考えるきっかけになってくれたら

ひよこのことをブログに書いた意味が

あったのかなと、思います。


悲しみは、手強いですね。

普通にできているとおもったら

いきなり泣けてきたり

悔しさでイライラしたり

うまく、整理できていませんが



守らなければならない命が

たくさんいるので



前を向かなくてはと

思います。




パピーのお問い合わせ/トリミング/ハンドリング/その他お問い合わせ> 

 

* ジャックラッセルテリア パピーオーナーさん募集中です。

 

*ワイアーフォックステリアはブリーディングしたばかりなので受胎確認までお待ちください。

 

*ボーダーテリアは待っている方が多く、予約優先とさせていただきます。



clumberup@gmail.com




053-545-0537 

 

 

子犬をお譲りする際には、お手入れ、育て方など、犬種やその子その子にあった

 

接し方など、きちんとアドバイスさせていただきます。

 

犬の幸せを飼い主さんとともに考えるのは、ブリーダーの役目です。








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ま、いっか。 18:05
トイレ失敗しても

ま、いっか。


お気に入りのサンダルかじられても

ま、いっか。


マテが上手にできなくても

ま、いっか。

ドッグランで、お友だちを上手につくれなくても

ま、いっか。


ま、いっかって、大事です。


いま、この小さな命が

ここにいて、期待に満ちた目で

自分たちを見上げてくれている

それだけで

よかったね。

しあわせだねと

思って、いま、この瞬間を

大事にしてください。



トイレがうまくできなくて

雑巾もって追っかけまわしている日々も

やんちゃで鉄砲玉みたいな日々も

永遠じゃない。




犬は、人の何倍ものスピードで

彼らの犬生を生きているから

いま、自分は

15歳になる愛犬たちが

やんちゃして、ハチャメチャで

手こずった日々に

タイムマシンがあったら、1日でも戻したいなあと

思います。



それでも、まだ若者より早く走りますけど。




犬を飼うのは、楽しむためなんだっていうこと






もし、犬育てで悩んだ日には

思い出してください。



自分が落ち込んでいたこの数日

自分が育て、送り出した犬たちの写真に

救われています。




家族のしあわせは、犬のしあわせです。



















自分がこの世に生み出し

育てた子どもたちを

大切に大切に

育ててくださっているご家族みんなに


ありがとう。



どうか、犬たちと、家族の一瞬一瞬が

輝くような日々で

ありますように。





犬育てに悩んだり

凹んだり

疲れたりしたときは



ま、いっか

を思い出し

愛犬をハグしてください。


ハグできるしあわせを

感じてください。

人間の子どもは、成人して

いつか親のもとを巣立ち

大人になっていきます。

犬たちは、永遠の、子ども。

おりこうさんでも、ちょっとダメでも

飼い主さんを笑顔にしてくれるなら

オンリーワンの、最高の子です。



みんなに笑顔が、訪れますように。








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子犬をお譲りする際には、お手入れ、育て方など、犬種やその子その子にあった

 

接し方など、きちんとアドバイスさせていただきます。

 

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社会化って、必要ですか。 09:28

ひよこについてのブログを書いて、多くの一般の愛好家の方や

 

真剣に犬と向き合われているトレーナーの方、たくさんの方が記事をシェアして

 

わたしがあえて文章にして、ブログを書いた意味 

 

(=このような悲しいことが二度と起こらないでほしいという願い)

 

を、広めてくださいました。

 

ありがとうございます。

 

自分たちは犬のプロとして、多くのシリアスな場面もこれまでに経験してきました。

 

それらの経験から、慎重になるし、警戒もするし、注意深くもなるわけで

 

それでも、ボルゾイが生後3か月のジャックラッセルテリアの子犬をくわえて連れ去り

 

そのまま殺してしまうなんていうことが、起きるなんて想像もしませんでした。

 

ドッグランなどで、大型犬と小型犬を遊ばせて、チェイスさせて、それを「運動会〜」

 

というふうにしている光景に、危なっかしいなあと胸の内では感じても

 

だからといって、まさか、こんなことがと、、、

 

 

 

飼い主さんからの事後報告のメールによると

 

6月12日(迎えて8日目)

 

いつも遊んでいる仲間とドッグランに遊びに行き、そこには

 

ジャック、シーズー、トイプードル、ゴールデン、フラット、ボルゾイというメンバーで

 

ドッグランで遊んでいたと。 

 

その中のボルゾイの飼い主が、ひよこと遊び始めたので、ボルゾイがいるからやめてと
 
言ったけれど、そのボルゾイの飼い主がひよこと遊んでいるところにボルゾイが来て
 
ひよこをくわえ、走って行き、ボルゾイの口からひよこをとりあげたときには
 
もう、命は尽きていたようです。
 
それでは、その場には少なくとも、ジャック、シーズー、トイプードル、ゴールデン、フラット
 
そしてボルゾイの飼い主がいたはずで、その誰もが、生後3か月でブリーダーから迎えて間もない
 
赤ちゃんを、その輪のなかで遊ばせることの危険性を感じていなかったことがうかがえます。
 
 
 
たとえば自分が、プードルやシーズーを飼っている飼い主だったとして
 
ボルゾイやフラットと遊べる社会性がなくてはダメだとは、思いません。
 
同程度の体力、同程度の体の大きさ、同程度の運動能力のある犬たちと遊べれば
 
それで十分だし、もっというならば、飼い主とたのしくコミュニケーションがとれて
 
上手に遊べれば、それだけでも充分です。
 
ふだんは仲良く遊べたとしても、いつ、なにかの本能スイッチが入り、とりかえしのつかない
 
事故につながるかもしれない危険性を、知ってほしいなと、思います。
 
 
同時に、ボルゾイなどをはじめとするサイトハウンドなどを飼っている方
 
これから迎えようと考えてる方。
 
わたしは、これらの犬種は美しく、賢く、素晴らしい犬種だと思っています。
 
しかしながら、本能を持つ犬です。
 
そもそも、犬族は、人間による使役、用途に合わせてその犬たちの能力をより高め強め
 
純血犬種としてつくりあげたものたちです。
 
闘争本能のつよい犬、狩猟本能のつよい犬、帰巣本能のつよい犬、臭覚能力のつよい犬
 
それらの本能というのは、どれほどコンパニオン化しても、根強く残るものだと思います。
 
だから、もしもドッグランなどで小さな犬、子犬、小型犬などが来たら
 
いったん、自分の犬にリードをつけるとか、犬の注意を飼い主に向けるようコマンドを出すとか
 
もしもの事故が起きないよう、危機意識をもってほしいと思います。
 
だって、自分が愛する家族が、あるとき、誰かの愛する家族を傷つけてしまったり
 
殺してしまったりする加害犬になってしまったら、悲しいじゃないですか。
 
ほんとはやさしい子なのに。
 
ほんとはおだやかな子なのに。
 
ほんとはおりこうさんなのに。
 
って、何百回言ったって、もしも事故を起こしてしまえば、その悲しみは永遠に
 
消えないものになってしまう。
 
あの人なんであんな小さな犬をこのドッグランに入れるのかしらと思ったら、相手に伝えてください。
 
「そんなに小さい子をドッグランに入れて大丈夫ですか?抱っこしてもらえますか?」と。
 
わたしは、アメリカンアキタという犬種をペットとして飼っていますが
 
おだやか、ほんとうにおだやか、とてもおだやか、もともとおだやかな気質に加えて
 
わたしは、ジャックラッセルテリアたちと一緒に暮らすであろうこの子を、幼い時から 
 
とても厳しく、育てました。
 
小さな犬に危害を加えてはいけないということを、徹底的に、教えました。
 
だから、ほんとうに穏やかで、誰とでも遊べる、最高の大型犬ですがそれでも
 
オス同士となると、同じランでは一緒に遊ばせません。
 
絶対の自信をもって育てた愛犬であっても、もしもと、まさかは、起きるものだと思うのです。
 
 
 
今回のひよこの事故は
 
飼い主の、間違った「社会化」観からはじまったものでした。
 
犬を迎えたら社会化がすべて、みたいな、間違った社会化神話。
 
たとえば、うちに子犬を見学にいらっしゃる方の多くがすることが
 
サークルでお見せする子犬のお顔の前で、手をたたいたり、高い声を出して
 
子犬がどういう反応をするのかを見て、それでも寄ってきて尻尾を振っている犬が
 
性格のいい犬だ、、、みたいな・・・。
 
 
でも、ちょっと待ってください。
 
いきなり知らない人たちが登場して、そっと自分たちを観察するならともかく
 
手をたたいたり、音を鳴らしたり、騒いだりしたら、人間の子どもだってびっくりしますよね。
 
誰だってびっくりしますよね。
 
大人の自分だって、不快だし、ちょっとドン引きしちゃいます。
 
 
犬が、知らないヒトや知らない物音、未知のできごとに警戒することは
 
生きものとして当然のことだし、警戒する子犬を
 
この子は警戒心の強い子だとか、シャイかもしれないと
 
たかだか生まれて数週の子犬で判断するのって、ふつうに考えて、おかしくないですか?
  
  
わたしは、知らない人が来て、知らない物音を立てたり、いきなり手をたたいたりされて
 
ドン引きするような子犬の方がいいです。
 
あたりまえの警戒心、あたりまえの注意深さ、あたりまえの慎重さを持っている犬だからです。
  
 
犬の社会化は、生まれたその日から始まると思っています。
 
人の手で取り上げて、毎日人の手で触れて、体を拭いて、排泄を世話していれば
 
目の見えない赤子のころから、ひと肌のぬくもりを知る犬になります。
 
 
赤ちゃん、赤ちゃん、小さな赤ちゃん、かわいい赤ちゃんと、なんともなしに
 
いつも赤ちゃんに語りかけていれば、生まれたときから、人の声を聞く犬に育ちます。
 
いきなり、人の声に耳を傾ける犬に躾けるってことじゃないと、思うんです。
 
いつも、いつも、小さな愛情を、花に水を欠かさないように、注ぎ続ければ
 
それが、子犬の社会化を手助けする、いちばんの道のりだと、思っています。 
 
 
いつも書いてきましたが、キッチンに産箱を置く理由。
 
包丁のトントン鳴る音、フライパンや鍋のカンカン鳴る音、水がジャージャー流れる音
 
人がゴソゴソ行き来する声、掃除機の音。
 
生活音がいちばん集まるのが、キッチンだから、わざと産箱をやかましいキッチンに置き
 
生まれたばかりのころから、生活の音を聞かせ、人の声を聞かせ、育てるんです。
 
だって、自分たちが育てる犬たちはすべて、いずれは家庭犬となっていく犬だから
 
家庭の音こそがその犬たちがリラックスできる音になるのは、大事なことです。
 
 
昼間はトリマーやスタッフたちも多く出入りするので、人の声には欠かしません。
 
24時間、テレビがついているか、有線放送で音楽が流れて、いつも音にあふれています。
 
 
生後8週のワクチンを過ぎると、ウッドデッキから始まって、外の世界を知ります。
 
一般的には、生後8週を過ぎると飼い主さんに渡す繁殖者が多いようですが
 
うちでは、この生後8週〜12週が、いよいよ子犬たちを人の手で社会化するステップです。
 
お母さんや兄妹犬とみんなで、ウッドデッキで遊んで、小さなアジリティのようなものを組み立て
 
登ったり、飛んだり、くぐったり、まだヨチヨチ歩きから少しづつ体が発達していきます。
 
兄弟げんかも、たくさんします。
 
馬乗りになったり、なられたり、かじったり、かじられたり。
 
ケンカしたら、くっついて眠り、そんな毎日を過ごします。
 
もうしばらくすると、他に子犬がいれば、他の子犬たちと一緒に遊ぶ、幼稚園をはじめます。
 
自分たち以外の存在と出会い、ボールを取り合いしたり、ごはんを一緒に食べたりすることを
 
覚えて行きます。
 
トイレトレーニングも、生後8週〜9週くらいには、ほとんどみんな完了します。
 
これらの、成長する過程で経験するすべてのできごとが、「社会化」になるように
 
自然の流れの中で、刷り込んでいきます。
 
自分は、このプロセスは、ブリーダー(繁殖者)にしかできないことだと、思っています。
   
  
これらのプロセスを充分に経験して、充分におだやかで、おおらかで、明朗な心を育ててから
 
あたらしいご家族にお渡しします。
 
だから、いきなりドッグランに放り込む必要も、コマンドを教える必要も
 
迎えてすぐからあちこち連れまわす必要も、まったく、ありません。
 
 
 
犬のしあわせは、飼い主さんとの関係で、決まります。
 
飼い主さんと、犬と、家族との、心地いい関係が築けるかどうかがいちばん大事で
 
ドッグランにいる、よその誰かと上手に遊べても、遊べなくても、いいと思うんです。
  
郵便のお兄さんに吠えない、宅急便のおじさんい吠えない、ピンポンに興奮しない
 
お客さんにはほがらかにあいさつできる、カフェで飼い主さんの足元ですーすー寝息を立てる
 
お留守番をリラックスしてできる、こういう些細なことをスムーズにできるだけでも
 
飼い主さんも、犬も、充分にしあわせです。
 
  
ドッグランでも、浜辺でも、飼い主さんを見上げて、飼い主さんにボールを投げてもらって
 
飼い主さんとたのしい時間が過ごせれば、それで充分なんです。
 
 
うちから行く多くの犬たちは、ほとんど他犬との関係づくりはすごく上手だとは思いますが
 
「上手でなければならない」というふうには、思わないでほしいんです。
 
 
 
犬も、人間の子と同じです。
 
友だちいっぱいが好きな子もいれば、飼い主さんオンリーという子もいるし
 
みんな、いろいろです。
 
ドッグランで遊べない子が、社会化レスのダメな子、というのはまちがいだと思うんです。
 
飼い主さんの読書に、寄り添い、ごろんとしているのがしあわせな子だって
 
ぜったい、いると思うし、それって、ダメなことですか???
 
  
 
これから子犬を迎える方へ。
 
子犬を迎えた方へ。
 
こうじゃなくてはいけない。
 
こう育てなくてはいけない。
 
こうしなくちゃいけない。
 
これを食べさせなくちゃいけない。
 
あれはしちゃいけない、これはしちゃいけない
 
ちゃんと躾なくちゃいけない、ちゃんと育てなくちゃいけない。
 
  
そんなふうに、難しく考えず
 
愛犬と見上げる空が青かったり
 
愛犬と感じる風が心地よかったり
 
いま、この子が腕の中にいるあたたかさだったりを
 
しあわせだなって、感じてみてください。
 
楽しむために、犬を飼うんです。
 
笑顔になるために、家族を迎えるんです。
 
家族のしあわせに、マニュアルがないのと同じで
 
あなたの犬育ては、あなたにしかできない、オンリーワンの犬育てで
 
いいんじゃないかなって思うんです。
 
家族のルールを、教えて、犬と人、互いがストレスなく暮らせる関係づくりを
 
「社会化」と呼ぶのだと、思います。
 
亡くなったひよこは、とびっきりかわいい子でした。
 
小さくて、モフモフで、まっ黒な目はいつもうるんでいて
 
あの、大きなうるんだ目でみられたら、誰のハートもとけてしまうような
 
そんな子でした。
 
この子は、きっと、プレイボーイになるよ。
 
この目でみられたら、メロメロになっちゃうもん。
 
そんなふうに言って育てました。
  
あの子が大人になっていたら、どんなハンサムで、愛らしい子になっていたのかと思うと
 
ブリーダーとして、悲しさと悔しさをこらえることができません。
 
 
犬育て(人育ても同じだと思うけれど)に、ひとつだけ、鉄のルールがあるとするなら
 
それは、愛情です。
 
愛することだと思います。 
 
愛すれば、心配するし
 
愛すればこそ、叱るときだってある
 
愛すれば、許せることもある
 
愛すれば、気持ちは通じる。
  
インターネット中に氾濫する、育児マニュアル、しつけマニュアル、訓練マニュアルを
 
読み漁っては、まだ駄目だ、まだダメだと悩むより
 
目の前にいる犬を、観察してください。
 
あなたの暮らし、生活、家族、ライフスタイルをみなおして
 
その、通りいっぺんとうの社会化とか、躾が、うちの子にとってほんとうに必要なのか
 
考えてみてください。
 
家族とその犬が暮らす社会の中で、ほんとうに必要なことを
 
教えて、見守り、育てていってあげてほしいとおもいます。
 
 
家族なのだから、いずれ、家族のかたちができていきます。
  
あせらず、見守り、愛情をそそぎ、育ててあげてください。
 
いま、そばにいてくれること、それだけで、とてもしあわせなことなのだと
 
思います。
 
 
最後に、たくさんのうちから巣立った犬たちのオーナーさんが
 
お写真を送って下さったり、お手紙を下さったり、気持ちを寄せてくださいました。
 
お返事を出せていませんが、1つ1つに感謝し、気持ちをもらいました。
 
ありがとうございます。
 
 パピーのお問い合わせ/トリミング/ハンドリング/その他お問い合わせ> 
 
* ジャックラッセルテリア パピーオーナーさん募集中です。
 
*ワイアーフォックステリアはブリーディングしたばかりなので受胎確認までお待ちください。
 
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子犬をお譲りする際には、お手入れ、育て方など、犬種やその子その子にあった
 
接し方など、きちんとアドバイスさせていただきます。
 
犬の幸せを飼い主さんとともに考えるのは、ブリーダーの役目です。




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なにが起きたのか。 08:09
昨日は、飼い主さんから直接の説明を受けていなかったので 
 
分かりづらい表記になってしまって申し訳ありませんでした。
 
起きたことを、できるだけ冷静に、シンプルに、話す努力をしてみたいと思います。
 
 

2月29日、4年に1度しかない年、ワールドチャンピオンのユキオ君とマドンナの間に
 
6頭の赤ちゃんが生まれました。
 
ユキオ君は、Lemosa Mr.Energizerの息子、マドンナは世界的に大変重要なジャックラッセルテリア 
 
Goldsand's Columbusの娘で、こういうブリーディングは、世界中でもここでしかできない
 
夢のある、未来につながる、ブリーディングでした。
 
みんな元気に生まれた赤ちゃんでしたが、1頭だけ男の子が未熟児でやや小さ目でした。
 
昼夜、哺乳をしたり、離乳食の時期が来れば1頭だけ兄妹たちとは分けて
 
まず、わたしの手のひらで子犬を充分にあたためて、血の気がよく戻ってきたら
 
指で、一口一口、離乳食を食べさせました。
 
iPhoneImage.png 
 
お腹をさすってもらうのが好きで、ごはんのあとは、いつも、マッサージでした。 
 
低血糖が心配で、1時間おきに練乳をなめさせたこともあります。
 
そんなふうに毎時間のように、わたしの手で触れて育てますので
 
もう、ヒヨコの雛のように、自分のことを親だと思い、離乳食を食べさせるのにも
 
お口をぱくぱくと開いて、その小さくてかわいい姿を見るたびに
 
ああこの小さな命は、大事に守らなくちゃいけないんだなあと、愛情みたいなものがあふれました。
 
もこもこ、ふわふわだった子犬が雛みたいだったので、「ひよこ」と名付けていました。
 
ひよこは兄妹いちの、甘えん坊になりました、そりゃそうです、人の手で育てたから。  
 
小さかった子犬も、必死の離乳で、とてもたくましくなり
 

 
ボーダーテリアにガウガウすることも、できるようになりました。
 

ふわふわもこもこだったパピーコートを、指でちょんちょんとトリミングしたら
 
とても美男子があらわれました。
 
お耳貼りもしました。
 
季節の変わり目、咳をすれば夜通し心配で、獣医さんにすぐ来てもらい
 
まだやわらかく小さな爪を数日おきに、赤ちゃん用の爪切りでパチンパチンと切って
 
涙やけが気になるので、ベビーパウダーを、毎日パフして
 
 
 
甘えたいだけ甘えさせて
 
食べたいだけ、食べさせて
 
遊びたいだけ、遊ばせて
 
犬のお母さんマドンナと、わたしと、うちのスタッフたちで
 
大事に育てました。
 
あまりにかわいいので、ヒヨコ王子と、スタッフみんなの人気者でした。 




生後3か月を過ぎ、もともと、うちのジャックラッセルテリアを育ててくださっている
 
とても犬思いのオーナーさんからご紹介を受けた、トレーナーさんだという方が
 
パピーの見学にいらっしゃいました。
 
その日は金曜日で、わたしが対応しました。
 
どの子も全部見せて、この、ヒヨコではない子を選ばれました。
 
その日その方は浜名湖に宿泊されるとのことでしたのでその日は犬は連れて帰らず
 
ご旅行の最後の日にうちに立ち寄られて子犬をお迎えに来るということでお話がまとまりました。
 
金曜日だったので、その接客を終えてから、わたしはドッグショーに行きました。
 
それが、6月3日金曜日のことでした。
 
ドッグショーに向かう移動の途中で、うちのスタッフから連絡があり
 
先ほど見学にいらっしゃった方が、選んだ子ではなく、ヒヨコに変えたいということで
 
連絡があったのですが・・・ということでした。
 
ご紹介くださった方のジャックラッセルの男の子も、それはもう、ほんとうに、大切に愛され
 
育てていただいているので、その方が紹介してくださる方だったら安心だと、了承しました。
 
その方は、ドッグトレーナーさんだと、紹介されました。
 
犬との絆を大事にするドッグトレーナーだという紹介を、受けました。
 
ドッグトレーナーさんだったら、この子の可能性をもっと引き出してくれるかもしれない
 
そう願いました。
 
子犬がその方の元に巣立っていったのは、6月4日、ついこのあいだのことでした。
 
 
 
わたしはいつも、子犬を迎えるどの方にも同じことを言います。
 
ワクチネーションは完了していますので、お散歩には行かれますが
 
まだ、赤ちゃんなので、まずはバッグなどに入れて、少しづつ外の世界をみせてあげてください。
 
お渡しする際には、排泄、お水など、澄ませていますので
 
できるだけ、ストレートで家に帰ってください。
 
寄り道せず、子犬をまずあたらしい環境で休ませてあげてください。
 
食べること、寝ること、休むことが、この子たちの仕事ですからと。
 
 
 
ですが、後からその方のブログを読むと
 
パピーを迎えた日は、パピーを迎えるためだけに浜松に来たのではなく
 
仲間との遊園地でのオフ会のようなものがあり、子犬を迎えたあとそのまま
  
いきなり、ケネルから巣立ったばかりの子犬をそこに連れて行ったようです。
 
他犬もいる状況で、いきなり遊園地に行き、そのまま犬が入れるテラス席の
 
レストランに友人たちと行き、まだ、家にも帰っていないのに遊園地でお散歩デビュー。
 
まだリードを付けて歩いた練習もしたことない子に、いきなりリードを付けて連れまわし
 
大きな反響音のするメリーゴーラウンドなどの遊具に載せたり、あまりにも無謀な行動が
 
ブログに綴られていました。
 
子犬のヒヨコからしたら、いきなり、ケネルにたくさんのノーフォークテリアを連れた人たちが
 
あらわれて、高いトーンの声で、自分を取り囲んで、抱っこして、さわって、
 
そのまま、ケネルを離れて車に揺られたかと思ったら、うなぎ屋さんで食事をする間は
 
クレートに入れたまま、待機させられ、そのあとはものすごい聞いたこともないような
 
大音響のする遊園地に連れて行かれ、いきなり、見知らぬ人からリードを付けられ
 
歩きましょう、記念撮影しましょう、知らないノーフォークテリアたちとベンチに
 
並んで記念撮影しましょうと、どれほどか、不安だっただろうと思います。
 
 

ヒヨコの大変な時間はまだつづきました。

慣れない車に揺られ、ようやく浜松から大阪に戻ったかと思ったら
 
また、別の地元のお散歩仲間との「ご対面」に連れて行かれたようです。
 
なんども言います。
 
まだ、生後3か月の、ワクチンが終わったばかりの、ケネルからはじめて外の世界に
 
出たばかりの子犬をです。
 
 
そして、いきなり、先住犬の犬仲間のボルゾイなどの大型犬と遊ばせたのです。
 
リードを付けた状態、リードを付けていない状態があったように
 
そのブログからは見られます。
 
また、険しい川遊びにも、そのボルゾイたちに同行させ、歩かせていました。
 
抱っこバッグにいれることもなく!
 
生後3か月の赤ちゃんをです。
 
まだ、迎えて数日しか経っていない子をです。
 
 
その方のブログにはこんなようなことが、書かれていました。
 
そのブログを直接転載すると個人が特定できてご本人が困るとのことで
 
文章を一部、変えていますが内容はこのような内容でした。
 
 

ある日いきなり知らないヒトが犬舎にあらわれて
 
いきなり浜松の遊園地に連れて行かれて
 
紐をつけられてたくさん歩かせられたよ。
 
遊園地を出たと思ったら2時間半も車に揺らて
 
着いたらすごく大きな犬たちに囲まれ
 
川に入らされて、岩を登らされて、広場を走らされた・・・ 笑
   
初日で30頭以上ぐらいの犬たちとご対面させられた
 
ジュニアはこの後ぐっすりぐぅぐぅでしたー。



 
 
全然、笑えない。
 
ふつうの感覚で、全然笑えないですよね?
 
連れて行った子犬をその日に川に入らせ、岩を登らせ、広場を走らせることが
 
常識的に起こりうるのでしょうか。
 
初日に30頭以上の犬に合わせる必要が、あるのでしょうか?
 
ましてや、その人は、トレーナーだと言いました。
 
 
 
わたしは、このブログを読んだ時から、嫌な予感がしました。
 
ボルゾイと、まだまだ小さな子犬が一緒に写っている写真を見て、こわくなりました。
 


 
どう見ても、とまどって、おびえているように見えるんです。
 
見たこともない大きな犬たちと一緒にさせられ、おびえているように、みえませんか。 
 
クランバーアップにいたときのあの子の顔と、まるで違う。  


 
ボルゾイは、ロシアの雪原でオオカミを追う狩猟犬です。
 
きわめて、運動能力の高いハウンドドッグです。
 
子犬でなくとも、成犬のジャックラッセルテリアだって
 
もしも、ボルゾイとトラブルになれば、大怪我をするとおもいます。
 
誤解ないように。ボルゾイが悪い犬種だというつもりは、まったくありません。
 
彼らのもともと持つ、狩猟本能は、とても強いものなのです。
 
どれほどコンパニオンドッグでも、彼らの内側にある狩猟本能を忘れてはいけない。
 
犬を扱う者として、基本中の基本です。
 
もしもその、飼い主が、「トレーナー」だというのなら、あまりにも無知の暴挙です。
 
まだ小さく、ふわふわとして、不確定な動きをする子犬は
 
ボルゾイの目に、どのようにうつったでしょうか。
 
犬にみえたでしょうか、それとも、コーシングハウンドの対象にみえたでしょうか。



 
6月12日、飼い主さんはボルゾイを含む大型犬が何頭もいるドッグランに
 
またこの子を連れ出し、ボルゾイの飼い主がこの子をかまっているところに
 
ノーリードのボルゾイがやってきて、突然この子をくわえ、走り出し連れ去ったそうです。
 
ちなみに、このとき飼い主は子犬のすぐそばにはいませんでした。
 
すぐそばにいなかったから、ボルゾイが子犬をくわえて連れ去ることを防げなかった。 
 

 
人間たちが慌てて、ボルゾイを捕まえたときには
 
もう、ひよこの心臓が動いていなかったと。 
 
突然に、くわえられ、連れ去られ、恐怖と痛みの中で亡くなったのでしょう。 
       

生まれてから1度だってこわい思いなんてさせず
 
繭のなかでさなぎを育てるように、あたたかく
 
やわらかく、守って、育てた子でした。

いきなりボルゾイにとらえられ、くわえられ、連れ去られ
 
どれほど怖かっただろうか、想像するだけで身がすくみ

まだ小さな幼いジャックラッセルテリアの赤ちゃんを

なぜ、ノーリードのボルゾイと一緒に遊ばせたのか
 
人間同士が友だちだったからなのか
  
その周囲にいた飼い主たち(子犬の飼い主、ボルゾイの飼い主)
 
すべてに、怒りと、憤りの思いしか、生まれません。

たとえばそのボルゾイの飼い主も、自分が飼っている犬がボルゾイであること
 
サイトハウンドであること、動くものを反射的に追って猟欲が芽生える
 
そういう犬であることをどれほど、わかっていたのでしょうか。
 
反動あるいは衝動によって、子犬をかみ殺してしまったそのボルゾイもまた
 
この件では、被害者ではないでしょうか。

 

これは、事故なんかじゃなく、無知、無謀の暴挙が引き起こした人災です。
  
巣立って、まだ数日の子犬を家の中でのんびりと過ごさせていたならば
 
あの子は死なずに済みました。
 
 
 
あの子になんて怖い思いをさせてしまったんだろう
 
それだけを思っています。
 
 
 
ひとつだけ、言わせてほしいことがあります。
 
どうか。
  
にわかトレーナー、にわかハンドラー、にわかトリマー、にわかブリーダー・・・。

 
修業なき「犬のプロ」を信じないでください。
 
修業とは、犬の怖さも、犬の裏切りも、この目で知ることで
 

体験することです。怖い思いをしてそこから学ぶことです。
 
犬は、かわいいだけじゃない、おりこうさんなだけじゃない。

 
まさかは、必ず起こる。

 
犬族としての本能をこの目で見ることです。

 
それらを知るからこそ、トレーニングあるいはハンドリングあるいは

 
正しく保定してトリミングができるんだと思います。

 
いまは、にわかでもいいじゃん♪みたいな時代です。

 
にわかの人たちが、便利で、ファジーで、使い勝手がいいともてはやされます。
 
でも、にわかの結果、こんな悲劇が起こることも知ってほしい。
 

自分たちは、朝から晩まで犬にまみれ、汗にまみれ、嫌というほど犬の世話をしてもなお
 
まだ犬を完全にコントロールできるなんて、
自分を過信したことはありません。
 

いつだって犬の本能がむきだしになることもあるって、そう思ってます。
  
だからといって、愛してないわけじゃない。


もちろん犬はいとおしいし、素晴らしいし、美しいし、賢い。
 
けれど、それだけじゃないことを、犬たちとまみれながら暮らすことで自分たちは学びます。
 
今回は、「にわかトレーナー」の「にわか」を信じてしまった自分にも責任があります。
 
ボルゾイと、赤ちゃんのジャックラッセルテリアを一緒に遊ばせないことくらい一般常識です。
  
社会化だとか躾だとかとは、重みの違う、犬の安全を守るって言う常識です。
  
社会化は、ブリーダーがすべきことです。
 
ブリーダーが、赤ちゃんが生まれたときから、音を聞かせ、手で触れ、犬とふれあい
 
人とふれあい、親とふれあい、育てることが、社会化です。
 
社会化もできていないような流通経路から、幼い子犬を買って、にわかトレーナーになって
 
世の中の、愛犬の社会化に悩む人の味方になりたいというのは、根本的におかしい。
 
社会化は、ブリーダーが生後12週齢まで手元に置き、その犬が一生苦労しないだけの
 
おおらかで、あたたかで、ほがらかで、誰とでも仲良くできる、楽しく生きられる強くたくましい心を
 
育てることを全部ひっくるめて、社会化っていうと思います。
 
だから、うちから迎えた生後3か月の子犬を、迎えたその日からボルゾイ含む30頭以上の犬と
 
無理やりご対面して、ノーリードで遊ばせるようなことをせずとも
 
ちゃんと、ちゃんと、社会と、他犬と、誰とでも、仲良くできるような犬に育ちます。
 
ブリーダーとして、自分はそれを、飼い主さんに胸を張って約束できます。
  
だから、どうか、無謀なことはしないでください。 
 
   
 
うまく、文章にまとめられたかどうかはわかりませんが
 
ご心配をおかけしてしまったみなさまに
 
経緯だけでもご説明をと、思いましたので、ブログを書きました。
 
 
 
ワイアーフォックステリアも、ジャックラッセルテリアも、ボーダーテリアも 
 
小型犬と遊ぶには、ハイパーだし、元気だし、丈夫だから
 
大型犬のドッグランに行こう、という人は多いかもしれません。
 
くれぐれも、犬の本能、犬の本質を、過信しないでください。
 
 
今回のケースは、そういう次元ではなく、もっときわめて常識的なことが
 
できていなかった結果だったと思いますが、、、。
 

 
ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。
 
このまま、ブリーダーをつづけていかれる気持ちになれるのかさえ
 
いまは心に自信がありませんが、日々、犬たちの世話をしながら
 
少しづつ、考え、前に進んでいけたらと思います。
 
 
ひよこが、あの小さな子が、天国で、安らかに眠ってくれることを
 
願います。
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見守ってほしい。 18:44
丈夫に育ちますように
 
元気に育ちますように 
 
愛されますように
 
笑顔でいられますように
 
祈るように育て
 
願いながら送り出した子に
 
なにか、起きてはならないことが起きてしまったようで
 
(まだ、飼い主さんから直接のご説明は受けていません)
 
胸が締めつけられるような
 
喉元がひねりあげられるような
 
どうにもならない気持ちで、昨日と今日を過ごしています。
 
 
 
心のよりどころをどうしていいのか、わからず
 
自分がお譲りした、これまでの犬たちのブログや、飼い主さんのFBなどを
 
見せていただくことを、夜通し繰り返し
 
これまで、自分がこの世に生み出し、育て、送り出した小さな命たちを 
 
どれほど多くの家族の方々に迎えていただき、愛し、いつくしみ、育ててもらってきたのかを
 
あらためて、心に深く受け止めると同時に
 
涙が止まらなくなったり、涙がまったくでなくなって心臓が苦しくなったりと
 
とても気持ちの不安定な時間を過ごしていますが
 
まず、ひとつだけ、心にたしかなことがあります。
 
これまで、自分たちが育てて送り出した子犬、成犬
 
迎えてくださったご家族のみなさんに、心から、感謝します。
 
ありがとうという言葉では言い尽くせない、感謝の思いです。
 
やんちゃをした日もあったかもしれない
 
飼い主さんを、手こずらせた日も、困らせた日も、あったかもしれない。
 
飼い主さんの、大切なものを、ガジガジとかじって、壊してしまったかもしれない。
 
夜鳴きして、ヘトヘトにさせてしまったかもしれない。
 
それでも、ほんとうに、人間の子どもを愛するように、犬たちを愛し
 
育ててくださっていることほんとうに、ありがとうございます。
 
 
送り出す犬の、しあわせを願わないブリーダーは、いません。(いないと思います。) 
 
うちから子犬(成犬)を迎え育てた方ならみなさん、わかると思いますが
 
うちの犬たちは、どこか、のほほんとしていて
 
ハッピーで、温和で、あまりギラギラとしていなくて、テリアなんだけれど
 
ジャックラッセルテリアというより、軟ジャックラッセルテリアだったり
 
ボーダーテリアなんだけど、お笑い担当ボーダーテリアだったり
 
ワイアーフォックステリアだって、鋭利なテリアキャラクターというよりは
 
マイワールドを生きる、21世紀型ワイアーフォックステリアだったり
 
1頭として同じ犬はいない
 
その子だけのオンリーワンの個性や
 
その子だけがもつ、素敵なきらきらしているチャームポイントを
 
いつだって、大事に、つぶさず、育てて来ているつもりです。
 
 
少なくとも自分は、この手で取り上げ、排泄の世話から、哺乳、離乳、すべてを
 
育てる中で、それはもはや、犬の子ではなく、自分の子みたいな感覚で
 
自分の体の一部みたいになっていて、どんなに小さな、子犬のミーミーという鳴き声も
 
かならず、どこにいても、聞こえるくらい
 
子犬たちを、子どもと思って育てています。
 
だから、どの子にも、しあわせになってほしい。
 
しあわせな、誰よりもしあわせな、笑顔で犬生を謳歌してほしい。
 
そんなふうに、思って、送り出すその日も、送り出してからも、いつもみんなの
 
笑顔を、健康を、願っています。
 
 
 
まだ気持ちがうまくまとまらなくて
 
支離滅裂な文章になってしまっているのかもしれないけれど
 
子犬を迎えたら
 
公園デビューもしたい
 
カフェデビューもしたい
 
みんなにご対面させたい
 
抱っこしたい
 
夜通し見つめていたい
 
いろんな、「したい」があると思います
 
でも。
 
まず、子犬のいちばんの仕事は
 
 
すこやかに、育つこと。
 
これだけなんです。
 
そのためにいちばん必要なことは
 
ゆっくり休むこと
 
たっぷり食べること
 
それだけだと、思うのです。
 
 
お迎えしたばかりの子犬は、ワクチネーションは済んでいるし
 
物理的には、どこにでも連れて行けるのかもしれません。
 
でも、
 
犬の心はどうでしょう。
 
新しい環境、あたらしい人、あたらしい匂い、あたらしい車、あたらしい音
 
あたらしい声、あたらしい床の感触。
 
それに、いままでいたはずの、兄妹がいない。みんないない。
 
そんな状況では、元気そうに見えても、ものすごく大きな環境ストレスが
 
子犬に、かかっています。
 
元気そうにぴょんぴょんしているから大丈夫なのではなく
 
不安と疲れの表現方法を、子犬は、知らないんです。
 
 
 
だから。
 
子犬を迎えたら
 
最初の1か月は、子犬をやさしく、おだやかに、見守ってあげてください。
 
無理をさせないでください。
 
子犬が、ここの人や、音は、声は、匂いは、安心できる場所なのだと
 
自分の心と頭で理解する、時間と猶予を、与えてあげてください。
 
そのためには、公園に連れて(いきたい)、カフェに連れて(いきたい)
 
仲間にお披露目(したい)、あちこち連れて歩き(たい)
 
という、人間側のWantは、少し抑えて、犬目線にたって
 
この子は、不安だろうな、心配だろうな、疲れてるかな、大丈夫かなと
 
想像してあげてください。
 
 
わたしたちが育てたテリアたちは、生まれてから巣立つ日まで
 
兄妹、親、他の犬たちと、充分に触れ合って育てています。
 
あたらしい家庭に行ってからの1か月、ドッグランに行かなくても充分に
 
大丈夫なほどの、社会化(ソーシャライゼーション)を、パピーの時期に
 
刷り込んで育てています。自信を持って言えます。
 
だから、迎えてしばらくは、社会化とか、お友だちづくりとか、お散歩の訓練とか
 
そんなことを考えず、食べたいだけ食べて、寝たいだけ寝て、たくさんの触れ合いを
 
飼い主さんと、交わして、心の絆を育ててください。
 
犬たちが、ほんとうの意味で心を開くまで
 
見守ってあげてください。
 
 
 
わたし(ブログ担当者)の愛犬は、いま15歳、14歳、13歳、10歳と
 
だいぶシニアにさしかかってきました。
 
でも、みんな、元気で、健康で、いつもそばにいてくれる
 
この毎日が、ほんとうに、しあわせだなと思うし
 
ちょっと聞こえないフリが上手になったり、朝起きてこなかったり
 
年齢なりの行動も、毎日笑っちゃうようなことの繰り返しで
 
おばあちゃんになれば、おばあちゃんになったなりの、愛らしさとしあわせと笑顔を
 
毎日、届けてくれます。
 
もちろん、ドッグランだって、山だって、カフェだって、行けます。
 
犬の一生は、長い。
 
短いケド、長い。
 
だから、子犬を迎えて1か月くらいを静かに、のんびり過ごしても
 
その先いくらだって、いろんなところに行けるし、遊べる。
 
 
 
だから、あらたにパピーを迎えたら
 
あせらずに、のんびりと、いまこのときだけの時間を過ごしてください。
 
 
うまく文章にならないのですが
 
自分たちは、犬から夢をもらい
 
犬から希望をもらい、悲しみも、絶望もまた、犬からです。
 
どんなに悲しんでも、戻ってはきません。
 
 
 
だから
 
これから、犬たちを迎えるご家族のかたたちみなさんに
 
いまいちど、伝えさせてください。
 
子犬を迎えたら、しばらくは、見守ってください。
 
無理をさせないでください、はやく慣れさせようとか、はやく躾しようとか
 
そんなことは考えなくても大丈夫なので
 
愛情をもって、見守ってあげてください。
 
犬たちの笑顔を守れるのは、飼い主さんだけだっていうことを 
 
受け止めてほしいなと思います。
 
疲れたとか、熱いとか、怖いとか、不安だとか、言葉で伝えられない生きものです。
 
想像する気持ちを持って、見守ってあげてください。
 
なにかをしなくても、どこに行かなくても、隣にいるだけで幸せだなあと思えるような
 
飼い主さんと犬との絆を、時間をかけて、育ててください。
 

 
 
 
長くなってしまってごめんなさい。
 
犬たちにささえられ、前を向かなくてはと、思っています。

  
 
今週末は、新潟の北陸甲信越インターナショナルドッグショーに向かいます。
 
いつも、たくさんの応援、励まし、ありがとうございます。
 
 
 

 
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わたしの犬は、いつも笑っている。ずっと笑っていてくれますように。 21:54

カイ君、土曜日のKING
 
そして
 
日曜日の、ベストインショーという
 
スーパーウィークエンドの余韻に、まだ・・・ひたっております。
 
応援にかけつけてくれた、ビリー&ミスティ、ありがとうございます!
 
お立ち台のお写真も届き・・・
 
美しいジャックラッセルテリアです。
 
(親ばかですけれどもね)

 
ん?
 
んんん?
 
この、1枚目のキングのお写真はよいとして
 
2枚目、アマチュアハンドラーもとい、ママチュアハンドラーと撮った
 
ベストインショーのお写真 
 



 
笑ってる?
 
満面の、笑顔です。
 
iPhoneImage.png 
 
そう。
 
うちの子は、いつも、笑ってる。 
  


 
にこにこ。


 
くしゃくしゃ。
 

 
なぜだか
 
わたしの犬は、いつも、笑っているんです。
 
にこにこと、くしゃくしゃと、笑っているんです。
 
たぶん、毎日、たのしいし、のんびりしているし、たぶん、願わくば・・・
 
しあわせなんだろうと、思います。
 
ショードッグだって、ペットドッグだって、すべての犬は、笑顔で、にこにこと
 
笑いながら暮らす権利があると
 
思っています。
 
あたりまえのこと。 
 
 
ブリーダーというのは、犬種のしあわせ、犬種の未来、1頭1頭のしあわせ
 
子犬のしあわせ、リタイアドッグのしあわせ、迎える家族のしあわせ
 
いろんな人たちのしあわせについて、考える存在でなければならないと、思っています。
 
 
健康で、健全で、性質のよい犬を繁殖するということは
 
迎えた家族のしあわせでもあるし
 
犬たちのしあわせでもあるし
 
結果的に
 
10年先
 
20年先
 
100年先までつづく
 
犬種のしあわせな存続に、つながっていると
 
信じています。
 
 
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まだ、だれもが、日本産のジャックラッセルテリアが、オールブリードドッグショーで
 
ベスト・イン・ショーをもらえるような時代が来るなんて信じていなかった10年以上前から
 
この犬種を愛し、この犬種に惚れ込み、毎週、毎週、ずっとドッグショーに出しつづけて
 
ようやく、この犬種そのものが、多くの人に愛される時代になってきました。 
 
もう、ほんとうに真剣です。
 
でも、真剣だからと言って、ショーで勝つためにやっているというわけでは、ありません。
 
ペットの人には譲らないとか、ペット目的の人にもドッグショーをしてもらう
 
などということはなく、家庭犬は家庭犬。
 
最高に健全で、最高にかわいくて、美犬で、かわいい性格の、最高のパートナードッグを
 
ブリーディングしていると、信じています。 
 
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ちなみに、最近うちにいらっしゃった、パピー見学の方が
 
うちに来る前に、あるジャックラッセルテリア繁殖者さんのところに見学に行ったら
 
言われたことがあると・・・それが、下記のようなことで。

 
クランバーアップでは、ペットの目的の人には子犬を譲ってくれないとか →→ ウソ!
 
クランバーアップでは、ペットの人にも、ドッグショーをすすめるとか  →→ウソ!
 
クランバーアップでは、ドッグショーをやらされるから飼ってからお金がかかるとか→→ウソ!
 
クランバーアップでは、ペットを目的とする人たちを相手にしていないとか→→ ウソ!
 
クランバーアップは、敷居が高くて一般の人は近寄れないとか →→ ウソ!ウソ!ウソ!
 
 
もう〜、ほんとにウソばっかり!

 
 
そういうウソの噂を流している、ジャックラッセルテリアのペット販売業者があると聞きました。
 
あちこちから、そういう話を聞いてます。
 
いいかげん、直接お電話して、どうしてそういう誤った情報を流布するのか聞きたいくらいです。
  
 
自分たちが正しいことをしていると信じるのであれば
 
自分たちの正しいことだけを、してください。
 
他者のウソの噂を流布して、自分たちの子犬を迎えたほういいですよみたいな
 
お話をするのは、よくないです。
 
 
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Goldsand's Columbusの、日本にいる唯一の娘マドンナと
 
World Champion 2012 Monamour Jp Part time lover (ユキオ君)の子どもたち。
 
 
世界的に見ても、このような組み合わせのブリーディングは、滅多にできないような
 
ほんっとうにすごいハイクオリティの、ブリーディングになります。
  
でも。
 
家庭犬として迎えてくださる方にのみ、お譲りしています。
 
譲渡の条件は、家庭犬としてかわいがっていただくという1点のみです。
 

 
デンマーク、KANIX KENNELの看板犬、Kanix Speed Wagonの直孫にあたる男の子。
 
性格もよく、ヨーロッパの血統らしく、超アクティブでポジティブです。
 
こういう性質も、血統から大きく由来するので
 
アジリティや、オビディエンスなど、競技をすることを目的にジャックラッセルテリアを迎える方は
 
その血統が、ヨーロッパ系なのか、オーストラリア系なのか
 
そういったことも、参考になるかと、思います。
 
 
 

 
 
とにかく
 
表情ゆたかで
 
良く笑い
 
良く遊び
 
よく考え
 
そして、家族に寄り添う相棒犬として
 
すばらしい資質をそなえた犬たちを育てようと
 
そう、思っています。
 
良く笑い、よく遊ぶ子犬たちを、育てて送り出しますので
 
どうか
 
その笑顔をそのまま
 
咲かせてあげてください。
 
家族も、たくさん、一緒に、笑ってください。
 
そういうオーナーさんと出会えたら、いちばん、しあわせなことだなあと
 
思っております。
 
 

 
 
 パピーのお問い合わせ/トリミング/ハンドリング/その他お問い合わせ> 
 
* ジャックラッセルテリア パピーオーナーさん募集中です。
 
*ワイアーフォックステリアはブリーディングしたばかりなので受胎確認までお待ちください。
 
*ボーダーテリアは待っている方が多く、予約優先とさせていただきます。

clumberup@gmail.com

053-545-0537 
 
 
子犬をお譲りする際には、お手入れ、育て方など、犬種やその子その子にあった
 
接し方など、きちんとアドバイスさせていただきます。
 
犬の幸せを飼い主さんとともに考えるのは、ブリーダーの役目です。




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夢をみること。がんばること。かなえること。 00:30
ただいまですー。
 
昨日、今日と、岡山県のドッグショーに行って帰ってきました。
 
今日は朝から大雨で、気温は17度と、寒かった!
  
防寒を持参していなかったので、もう、寒くて寒くて。
 
朝から気持ちのエンジンかからず、ブルブル震えながら犬たち洗いはじめました。
 
お昼くらいまでなかなか雨も止まず、犬たちも冷えちゃって心配だったので
 
ハウスで休ませながら、ショー進行していきました。
 
 
お昼すぎくらい、グループ戦がはじまるころにようやく雨がやんだので
 
ようやく、ショーの洋服に着替えて、長靴からふつうの靴にはきかえ・・・ 
 
 
 
なんとな。
 
昨日、KINGだったジャックラッセルテリアのKAI君。
 
 

 
なんとな。
 
なんとな。


  
  
 
BEST IN SHOW!!!



日本のドッグショーは、クラブ展、連合会展、インターナショナルショー、そして
  
単独展や部会展などがありますが、連合展とインターナショナルショーには
 
外国チャンピオンや、外産インターナショナルチャンピオン、シュープリームドッグたちが
 
出てくるため、クラブ展に比べると強豪揃いの激戦となるのです。
 
 
ああもう、びっくり。




  
わたしは、だいたいがハンドラー氏のお手伝いとサポートをしていることが多く
 
ベストインショー戦に自分が出るということは、さほど多い機会ではなく
 
パピーはこれまでもかなり多く経験していますが
 
大人のクラス、チャンピオンシップショーでの、オーナー・ブリーダーハンドラーで
 
ベストインショーというのは、なんと、10年以上ほぼ毎週ドッグショーに行って
 
はじめての経験でした。
 
そう、はじめてだったんです!
  
 


 
 
うれしい〜。
 
このカイ君という子は、本部展で2800頭近いエントリーでのリザーブキングなど
  
飼い主をときどき、とんでもなくびっくりさせてくれます。
 
繫殖をしていて、迷うこと、悩むこと、胸痛めること
 
自分たちの思うブリーディングへの信念と、社会一般の意識とのギャップ
 
ドッグショーをしていると感じる、矛盾とかやるせない気持ち
 
いろんなことがあるけれど
 
逃げたら、負け。
 
やめたら、おわり。
 
なにをいっても、負け犬の遠吠えになってしまう。
 
だから、コツコツと、つづけること。
 
継続は、力なりと
 
信じています。
 
とくに、ブリーディングは、毎日おなじことの繰り返し
 
掃除、清掃、ウンチ拾い、シャンプー、ごはん、などを
 
丁寧に、丁寧に、できるかどうか
 
継続力が、だいじなものです。
  
人一倍勉強して
 
人一倍努力して
 
人一倍もっと頑張って
 
ようやく、一人前のブリーダーに近づけるというふうな気持ちで
 
でも、いつかは、自分が、この手で育てた子が、ベストインショーをとれますようにと
 
夢を持って、夢に向かって、願いながら、進む日々なのです。
 
 
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お写真をみたら、自分と、カイ君が、おんなじ顔して笑っていました。
 
今週は、カイ君が、土曜日キング、日曜日にベストインショー
 
アメリカではフロスティが、リザーブベストインショー
 
さらにアメリカ西海岸ではトリビュートの息子がベストインショー
 
オハイオでは、大志の娘がリザーブベストインショーと
 
ブリーダー冥利に尽きる、ウィークエンドでした。
 
 
洗濯機がまわりおわったら、乾燥機に放り込んで
 
週末のドッグショーの大洗濯も、おしまい。
 
おやすみなさい。
 
来週もまた、がんばります。
 
 
 
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倉敷にて。やりました。 22:32
今日の倉敷は、雨。

明日はもっと降りそう。



憂鬱。。。

でも。



カイくん?

カイくんが?




キングでしたー!




明日は連合展。

がんばります!





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倉敷へ。 05:15


倉敷に

来ました。

がんばります。
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