佐賀から帰ったと思ったらもう
木曜日にはショーに出発のための犬たちのトリミング。
ああ、1週間ってどうしてこんなに早く過ぎて行ってしまうのかと
なんかもう、あわただしくて、なにかを忘れてないだろうかとか、なにかをし忘れてないだろうかとか
いつも、心細いような、後ろを振り返って指さし確認したいような気持ちのまま
とりあえず、前に進まなきゃというような毎日になっています。
あとちょっと。
ショーシーズン、前半戦を乗り切らなくては。
事務もバタバタしているのに、それなのに。
アタタ・・・。
アップルケアの受付など、など、など、に、待ち時間だけで3時間くらいかかりました。
ふう。
これに、復元だの、設定だのってもう。
便利なのか、機械に忙しくされているのかよくわからないような・・・。
さて、今日は、お手入れのおはなし。
我が家の愛犬モナちゃん15歳。
15歳といっても、元気いっぱい。
日本で生まれたジャックラッセルテリアの牝で、最初にインターチャンピオンになった
我が家の大事な愛犬であり、我が家のジャックラッセルテリアのルーツの基礎となる愛犬。
うちのジャックラッセルテリアの犬舎号Monamour (=わたしの愛しいひと)というのは
このMonaちゃんから来ています。
大病もせず、獣医さんもワクチンと避妊手術以外には行ったことがなく、まあとにかく元気。
それでも、15歳ともなると、お手入れそのものが、多少の負担になってきます。
でも、ブロークンコートですがブロークンコートというのは、意外と抜ける。
(余談ですが、ラフ、ブロークン、スムースという3種類の毛のうち
トリミングしていたらラフコートがいちばん抜け毛が少ないです。)
でも、ナイフを使った本格的なストリッピングは時間もかかるし、犬も疲れちゃう。
で。
コレ。
すぐれものですよ。
左手で皮膚を少し張らせるように保定して、右手で、毛流に沿ってこの
andisのプレミアム ディシェダーをつかってなでるというか、いらない毛を
レイキングしていく感じです。
全然痛くないし、ブラッシングするのに近いっていうか、まあ、とれる、とれる。
当然、抜けるだけでなく切れてる毛もあるとは思うけれど
シニアドッグとか、家庭犬の死毛対策だったらぜんぜん、問題ない。
ジャックラッセルだけでなく、たとえば、コーギーとか、ゴールデンとか
柴犬とか、ウェスティとか、ノーフォークとか、ゴワゴワになってしまい
モコモコと増えてしまった毛量を減らすのに大活躍してくれます。
これからの暑い季節、蒸す季節、分厚い下毛はほんとうに暑そう。
トリマーさんに通う合間のお手入れにも、これ、使えます。
シャンプーする前に、これで、アンダーコートをゴシゴシと思いっきりとってから
シャンプー、ブローしたら、かかる時間も半減します。
時間が半減すれば、犬への負担も激減します。
うちの場合は、まあ、汚れていたらシャンプーするけれど
15歳なので、手早く済ませたい。
10分くらい、andisでゴシゴシやって、不要な毛をどんどんとりのぞいたら
お腹と足回りをクリッパーでこざっぱりと揃えて5分。
爪切り、歯磨き、耳掃除、肛門腺などをお手入れに5分。
合計しても20分ちょっとくらいで、おおまかにきれいにすることができます。
20分くらいだったら、15歳にも大きな負担にはならず、マッサージの一環みたいな感じで
お手入れしてあげることができます。
シャンプーするなら、このお手入れとは別の日にすれば、1回の負担は少ないです。
20分くらいのお手入れだったら、ほんとに、誰にでも、毎日でもできるし
そういう毎日の小さなお手入れの積み重ねは、ほんとに、見違えるくらいに
犬たちを磨いてくれます。
ひとつだけ、たしかなことを言えるとしたら
お手入れは、裏切らない。
かけた手間と愛情の分だけ、ピカピカになります。
お手入れって、1か月に1回とか、重い腰を上げてよっこらしょとボウボウになった毛を
抜いたり、カットしたりするより、毎日ちょっとづつするほうが断然楽だし
なにより、犬への負担が全然違います。
歯磨きだって、こびりついた歯石を落とすのは大変なことだけれど、毎日軍手で1〜2分
ごしごしと磨いていれば、何歳になってもピッカピカでいられる。
爪だって、伸ばし放題伸ばしてから切れば、血がぴゅーんなんて吹き出したりすることもあるけど
毎週、ちょっとだけ、先だけ、やすりで削るとか、先だけカットしていれば
血管そのものが短く保たれて、犬たちも激しく抵抗することなく短い爪を保てます。
短い爪を保てば、床ですべったり、歩いているときに長い爪が折れたり抜けたりする事故が防げます。
お手入れって、触れることだし、コミュニケーションだし、愛情のひとつだと思うから
お花の水を、1週間に1度あげるのではお花が枯れてしまうのと同じで
お手入れも1週間、1か月に1度まとめてするのでは、犬が美しく咲かないから
できれば、3分、5分、10分。
毎日、犬に触れて、簡単なお手入れでもいいから、やってみてください。
その3分、5分、10分犬に触れる時間はきっと
人間にとっても、やすらぎとか、いやしとか、ほっとするとかいう効果を
もたらしてくれるんじゃないかなあって思います。
むずかしいことをする必要はないって思うんです。
トリミング台は、あったほうがいいけれど、もしもなかったら
お散歩バッグにブラシを入れて、お散歩のときに毎日3分
公園のベンチに座って、ブラッシングをするというのでも良いとおもうんです。
。。。
簡単だけど、いちばん、むずかしいことは
簡単な積み重ねを、毎日、しつづけることだと思うんです。
作業を簡単にしてくれる道具は、たくさん、出ています。
これからも、そういう道具を紹介していこうと思っています。
簡単で、たのしい作業になれば、毎日やろう♪っていう気持ちになれるとおもうので・・・。
1頭1頭を大切に思うブリーダーから犬を迎え
その犬が天寿をまっとうするその日まで
1日1日をいとおしく思い、生涯そだててほしい。
そんな文化が定着しますようにと
いつも、力足らずではありますが・・・
願っています。
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子犬をお譲りする際には、お手入れ、育て方など、犬種やその子その子にあった
接し方など、きちんとアドバイスさせていただきます。
犬の幸せを飼い主さんとともに考えるのは、ブリーダーの役目です。
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