Clumber Up NewsDOGSHOW RESULTS.Puppy News and informations!
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クランバーアップケネルからドッグショーリポートをはじめさまざまな情報をお届けします。
ドッグショーの結果もいちはやくリポート!おたのしみに。
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Trick or Treat! 15:36

 
ハッピー・ハロウィン!
 

 
素敵な秋の1日を。
 
今日は秋らしい、それでも暖かな陽気で、気持ちのいい1日でした。
 
今週末は、テリア展そして、ジャックラッセルテリア展。
 
お天気、もつといいけど...。
 
ドッグショーは、雨天決行です。
 
もしも雨でも、
 
ウェリントン(イギリスでは長靴のこと、ウェリントン。英語だとレインブーツ)履いて 
 
雨の、テリアマンルックで、遊びにいらしてくださいね。
 
 
 
●ジャックラッセルテリアのパピーのお問い合わせ
●ジャックラッセルテリアのトリミング
●ジャックラッセルテリアの預かり、トレーニング
ジャックラッセルテリアについては、当ケネルまで、お問い合わせください。
 
clumberup@gmail.com
053-545-0537

 
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ジャックラッセルテリアの魅力。 03:50
パピーも、動きはじめたらもう、お写真撮るのがほんとうに大変!
 

 
止まった瞬間が、シャッターチャンス!
 

 
何犬???
 
って聞かれそうですが、ジャックの赤ちゃんですよ。
 

 
写真撮ってても、よじ登ってくるし。
 
 
犬も笑うんだ。
 
 

 
ジャックのパピーのかわいさは、世界に2頭として同じ模様もいなしい、同じ目の形
 
同じマーキング、同じ頭部の形はいないから、どの子も、オンリーワンの魅力なんです。 
 
そして
 

 
とにかく
 

 

 
表情が豊か。
 
コロコロと、玉手箱みたいに、いろんな顔を見せてくれて、まるで人間の子どもがいるみたいに
 
はしゃいだり、拗ねたり、甘えたり、怒ったり、とにかく、感情豊かなテリアです。
 

この、目の表情の豊かさ。
 
 

 
ジャックだなあって、おもうんです。
 
ジャックというと、ただ元気いっぱいで、パワフルで、アクティブで、ハイパーテリアという印象が
 
あるかもしれませんが、それはもう、大間違い!
 
自分にとってのジャックは、賢く、感受性豊かで、感情表現がコロコロと多様で、オンオフが
 
わかりやすいくらいはっきりしていて、家の中では猫のようで、ちょっと怠け者で、
 
でも楽しいコトは大好きで、もう、まるで、人間の子どもみたいな、永遠の子どもみたいな
 
そうですね、まさに永遠の子どもと暮らすっていうのが、ジャックとの暮らしじゃないかなって
 
おもいます。
 
 
こんな笑顔されたらもう。
 
なんでもしてあげたくなっちゃう。
 

 
犬は子ども。
 
まるで比喩のように使うフレーズですが、ジャックに関してはもう、ほんとに、人間の
 
ちょっとやんちゃ坊主だったり、恥ずかしがりやの女の子だったり、いじめっこだったり
 
平和主義者だったり、もう、こんな子がクラスには絶対いるよなーっていう個性が
 
それぞれ違って、赤ちゃんの頃の個性が、オトナになってもそのまんま、残るような気がします。
 
個人的には、ジャックの複数飼育か、ジャック&ボーダーという多頭飼育が、それぞれの愛すべき点が
 
すごーく引き出されて、たのしい暮らしかたじゃないかなと思いますが
 
その根拠は、もともとが、PACK(群れ)で狩りをするスタイルのテリアであるために
 
仲間意識、仲間への帰属意識がすごく強く、仲間や家族の輪を好む傾向にあります。
 
成犬になっても、多頭飼育していると、顔と顔をくっつけて眠るのが当たり前、みたいな感じで
 
そういう姿を見るのがまた、かわいいです。
 

 
先日来、たくさんのお問い合わせをいただくので、こちらでお答えします。

「Monamourのジャックラッセルテリアは、家庭犬としては譲ってもらえないのでしょうか?」
 
というご質問ですが、家庭犬としてお譲りしています。
 
また、以前はスムースコートのみお譲りしていたのですが、昨年来イタリア、スウェーデン、ドイツから
 
ラフコートの牡を導入し、ブリーディングプログラムに入れたことでラフコートやブロークンが
 
多く生まれていますので、いまはラフコート、ブロークンコートのパピーも、お譲りしています。
 
スウェーデン、ドイツ、イタリアの牡をブリーディングプログラムに導入する理由は
 
PLL(原発性水晶体脱臼)、PRA(進行性網膜伊縮症)、BEAR(心雑音)、聴覚、Patella(膝蓋骨亜脱臼)
 
などのヘルスチェックをクリアした牡をブリーディングに導入することによって
 
ジャックラッセルテリアに増えているこれらのリスクを回避し、一生涯、健やかに、しあわせに
 
暮らしていくことのできるジャックラッセルテリアを作出することを、心がけているためです。
 
決して、見た目重視のみのブリーディングのために、賞歴華々しい犬を輸入して繁殖しているわけではありません。
 
ドッグショーはかならず、犬種の未来にむすびついてるもの。
 
ブリーディングは、1頭1頭の犬のしあわせと家族の幸せに結びついているもの。
 
生き物ですから、絶対のリスク回避の方法はなく、万全を喫していてもなお、すべてを回避することは出来ません。
 
でも、ブリーダーとして極力、努力をしていきたいと思っています。
 
パピーを迎える側の方も、ジャックラッセルテリアに多く発症する遺伝疾患や、それに苦労する方々の体験談など
 
ちょっとインターネットで検索すると山ほど出てきます。
 
そういったことをふまえた上で、ブリーダー探しをしてください。
 
子犬を探すのではなく、信頼できるブリーダーを探してみてください。
 
あとは、そこから縁のある子を迎えるタイミングを待てば、縁は必ずやってくると思うので
 
いまそこに子犬がいないからといって、じゃあ、いま生まれているところの子を、っていうふうには
 
思わないで、気長に、縁をまってほしいなと、思います。
 
10年以上、15年以上、一緒に暮らす家族ですから。
 
当ケネルでは、最近、生まれる子が女の子の比率が多くて、男の子が少ないため、
 
男の子のパピーをご希望の方には、少し待っていただく場合があります。
 
家庭犬タイプの、女の子のパピーにつきましては、お譲りできる子たちがおりますので
 
お問い合わせください。

 
家庭犬タイプといっても、チャンピオンは容易に完成できる程度の健全性とクオリティの子たちです。
 
大事に育てた子を、家庭犬として幸せにしてくださる方に、お譲りしたいと思っています。
 
営利目的の方、繁殖目的の方にはお譲りしておりませんのでご理解ください。 
 
譲渡に関してのルールなどはありませんが、家庭犬として愛されかわいがって育ててもらうということが
 
絶対の条件となります。
 
すべての犬は、愛され、しあわせになるために生まれてくると、思っています。
 
ジャックラッセルテリアは、人の言葉、感情、状況、気持ちをとてもよく観察し、理解し、言葉を覚える
 
犬種ですから、人との距離が近くないとこの犬種本来の魅力が引き出せません。
 
そのため、完全室内飼育が、のぞましいとおもいます。
 
パピートレーニング、トリミング、その他、ジャックラッセルテリアに関する質問やご相談がありましたら
 
メールもしくはお電話ください。
 
今週日曜日は、ジャックラッセルテリア展で大勢引き連れて、潮風公園に行きます。
 
そのときでも、ぜひ、お声かけ下さい。
 

 
ジャックラッセルテリアについて、ちゃんと知ってもらって、家族に迎えてもらいたいとおもうので
 
質問、相談は、いつでも受けつけています。
  
ジャックのパピーたち(譲渡可能な子)、ケネルにて見学受付中です。
 
詳しくは、電話もしくはメールにて、お問い合わせください。
 
●ジャックラッセルテリアのパピーのお問い合わせ
●ジャックラッセルテリアのトリミング
●ジャックラッセルテリアの預かり、トレーニング
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かわうそたち、こんなふうになってます。 02:38
こんばんは。
 
なんだかもう、毎日がめまぐるしく...大忙ししてますが、パピーたちは
 
信じられない勢いでごはんをたべ、毎日、毎日、とんでもないスピードで
 
犬らしく、育っていっています。
 
ボーダーテリアの子犬って、ほんとに、オモシロい。
 
かわいいっていうか、なんていうか、オモシロい。
 
なんていうか、イヌっていう感じがしないんですよ。
 
なんていうか、ワイルドアニマル、野生動物の子どもみたいな感じで。
  
イヌを超越したたくましさとか、オモシロさがあって、見ていて飽きない。
 
かーわいーーい、っていう感じではないけど、ものすごい味がある感じ。
 

 
ボーダーテリアを飼って、ボーダーテリアと暮らして、この子たちを見て笑わない日は1日もない
 
っていうくらい、ほんとにオモシロくて、微笑ましくて、ボーダーなしの生活なんて考えられない。
 
癒し系っていうと、なんていうかおとなしくって聞き分けがいい感じに聞こえるかもしれないけど
 
もっと、ひとクセもふたクセもある、知能犯なクセ者ですが、このオモシロさは他の犬種では
 
ぜったいに考えられない、ほんとうに知的な犬種だなあと思います。
 
ジャックラッセルテリアは一般的に賢い犬種と言われ、頭がいいと言われますが
 
もう、地アタマのよさというか、思慮深さという点ではボーダーに軍配!って感じかな。
 

 
ボーダーは、どちらかというとラブラドールに近い感じで、テリアっぽくはないと思います。
 

 
兄弟喧嘩が激しくなってきた。
 

 
ガジガジもはげしくなってきた。
 

 
お顔はちょっと、ブサイクだけど
 

 
そこは愛すべきキャラということで。。。
 

 
足も、尾の付け根もだいぶ太い。
 

 

 
こんな感じ、すくすく育っています。
 
ボーダーテリアに興味のある方、他のどの犬種とも違う、不思議ボーダーワールドに
 
足を踏み入れてみたい方、一生の伴侶をどの犬種にしようかなって思っている方
 
ボーダー、かわいいですよ!!
 
ほんとに。
 
 
かわいいんです♩
当ケネルは、日本で唯一、ボーダーテリアの計画的ブリーディングを行っているケネルです。
 
海外ブリーダーとのパートナーシップを元に、心身ともに健全で、気質の良いボーダテリアを
 
定期的に海外より輸入糸、少数頻度で、ブリーディングしています。
 
パピーの販売だけでなく、トリミング、トレーニング、飼育におけるアドバイスも行っています。
 
ボーダーテリアについてのお問い合わせは、お電話、メールにてどうぞ。
 

ボーダーテリアのことなら、当ケネルまで、お問い合わせください。
 
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東京南ザ・テリアグループクラブ展&東京北ジャックラッセルテリアクラブ展 15:10
こんにちは。
 
秋ですね、ドッグショーには最高の季節の到来です。
 
モントゴメリから帰って、あらためて、単犬種愛好家たちの活動の必要性や
 
単独展、犬種群展の大切さについて、ひしひしと、感じています。
 
日本だと、へー、ふーん、単独展やるんだあ、でもウチはまあペットだし、ショードッグ関係ないし

まあ、時間があったら見に行ってみよ、でもオフ会のほうが楽しいわん♪
 
っていうくらいの位置づけだったりする単独展ですが、モントゴメリテリアナショナルでは
 
各ブリードクラブの、犬種を盛り上げるためのボランティアの活動が素晴らしいのです。 
 
トロフィーの提供や、トールペインティングによる各クラス入賞者へのオリジナルのプレゼントの数々、
 
ブリードブースにおける、ウェルカムフードやドリンクも、クラブメンバーたちが皆で盛り上げて
 
サンドイッチやドーナツ、コーヒーで、犬種に興味を持って訪れる人たちを、盛り上げます。
 
犬種によっては、スコッチの形をしたクッキーが出てきたり、パーソンラッセルテリアのカップケーキなど
 
まさに、犬種カラー豊かなデコレーションで、ブリードブースを盛り上げます。
 
それはもう、犬種愛!
 
ドッグショーで勝つからとか、負けるからということではなくて、「参加することに、意義がある!」
 
という考え方のもと、みんなが参加するし、みんなが協力するし、当然に
 
仲のいいブリーダーもいれば、仲の悪いブリーダーもいるけれど、それでも、皆で活動する
 
ということに対しての、ブレはないようです。
 
そうでなければ、犬種は維持存続あるいは、発展していきません。 
 
これはもう、社会活動の一環ということが身についているアメリカならでは・・・という感じで

でも、わたしたち日本の愛好家も、見習う部分がたくさんあるように思います。
 
まずは、参加すること、足を運ぶことから、はじまるのかなと。 
 
11月1日は、東京南ザ・テリアグループクラブ展があります。
 
当ケネルからは、先日の、モントゴメリ・テリアナショナルでベスト・オブ・ブリードに輝いた
 
FOXCREEK JP IDEAL OR IDIOT (TAROU)をはじめ、たくさんのワイアーフォックステリアたちを
 
お披露目したいと思います。

ワイアーフォックステリアに興味のある人、タロウをライブで見たいという方、ぜひ、見にいらしてください。
 
詳細は、コチラ。 

 
また、翌日11月2日には、潮風公園でジャックラッセルテリアの単独展があります。
 
ちなみに、ブログ担当者にとって、はじめてのドッグショーは、ジャックラッセルテリアの
 
単独展でした。
 
なにもわからず、右も左もわからず、ショーリードの持ち方も知らず
 
でも、はじめて「記念受験」したドッグショーが、単独展だったのです。
 
これはもう10年以上も前のことですが・・・でもあのとき、楽しかったから
 
10年経った今でも、ドッグショーを続けています。
 
単犬種展というのは、オーナーハンドラーも、初心者も、ブリーダーも、愛好家も
 
みんなが集まって、わいわいと、楽しく、犬種を盛り上げるというのが
 
大事なことだと思います。
 
だからなにより、「参加することに、意義がある」って思っています。
 
うちも、14歳から0歳児まで、みんな引き連れて参加する予定です。
 
アトラクションでは、オーストラリアナンバーワンに輝いたジャックラッセルテリア、
 
世界一になった、ワールドチャンピオンのジャックラッセルテリア
 
ドイツから来たジャックラッセルテリア、など、みなさんにたくさんのジャックたちを
 
お披露目したいと思います。
 
パドックでは、トリミングや、飼育の相談にも乗りますので、お気軽にお声かけください。
 
ふだんはオールブリードのショーで忙しくしていますが、この日ばかりは

ジャックだけのショーですから、パドックにはたくさんのジャックたちを連れていますので
 
ぜひ、遊びにいらしてください!
 
ブリーダーが、愛好家の皆さんと出会い、触れ合える機会だとも思いますのでぜひ、
 
足を運んでみてください。
 

 
エントリーしてみたい、ハンドリングを頼んでみたい、ハンドリングを教えてほしい
 
というようなお問い合わせも、お気軽にどうぞ。
 
自分たちは、ワイアーフォックステリアが大好きだし、ジャックラッセルテリアが大好きです。
 
正しく、健全な、良い犬たちを、たくさんの人たちに知ってほしいと思います。
 
ぜひ、みんなで秋のテリア運動会のような2日間を、楽しめたらと思います!
 

 

 

 
●ワイアーフォックステリアのパピーのお問い合わせ
●ワイアーフォックステリアのトリミング
●ワイアーフォックステリアのお預かり、トレーニング
●ワイアーフォックステリアのフォスターペアレント(里親さん)募集

ワイアーフォックステリアのことなら、当ケネルまで、お問い合わせください。

 
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Dylan! Dylan! Dylan! コーギーのプリンスDylan. 13:45
さて。
 
テリアウィークエンドのお話しも、まだまだ山ほどありますが、いま事務所で仕事しながら
 
視線の先には・・・
 
 
Dylan。
 
なんてハンサムなのでしょう。
 
思わず、うっとりとこのお顔を眺めては、しあわせな気持ちになります。
 
ペンブロークコーギーのブリードスタンダードに書かれている重要なキーワード
 
”Foxy"というのは、もちろん、キツネのような、という意味もありますが
 
おそらく、それだけではなく、上品なとか、品の良いとか、品の良い美しさという
 
英語のニュアンスも込められているのだろうと、思います。
 
まさに、Foxy Headを持つハンサムな貴公子、Dylan。
 
真っ黒なお目目、美しいレッドの毛色、ほんとに・・・美しい。
 
この犬をはじめてみた瞬間、とりわけ、この犬が動いている姿を見て、鳥肌が立ちました。
 
ワールドショー、クラフツ、ヨーロピアンコーギーリーグなど、ペンブロークコーギーに関しては
 
アメリカのPWCCAだけではなく、多くのショーでほんとうにたくさんのコーギーを
 
見てきましたが、正直、このように健全に動けるコーギー、健全なだけでなくパワフルな推進力。
 
タイプとムーブメント、どちらもがバランスよく揃った秀逸な犬だと思いました。
 
もう、一目惚れ。
 
ほうぼう、知り合いをたどってその犬について調べるも、オーナーさんが数頭しか飼っていない
 
まさに家庭犬として大事にしている犬だから、リースも、購入も絶対に不可能!!
 
この犬のことは忘れたほうがいい、くらいに言われていました。
 
その後、Dylanの子を譲ってもらう話などもいくつも出たには出たのですが
 
やっぱり、Dylan本犬が忘れられずにいました。
 
オーナーのSharonは、自分の子どものようにDylanを可愛がっていましたのでまさかまさか
 
日本に送り出してくれるとは、思いませんでした。
 
でも、意外な縁があり、お互いに、どれほど犬をかわいがり、甘やかし、溺愛するかで意気投合。
 
彼女にとって、自分の犬育てに心配はないというふうに、思ってもらえたのでした。
 
日本に行ってもいいとOKをもらったときには、まさに、信じられませんでした。

一般的なアメリカチャンピオンが日本に入ってくるのとは、もう、ケタ違いのことなので
 
もう、ほんとに、不可能が可能になったというに近いと思います。



 
Dylanと一緒にくらしはじめて、2週間近くが経とうとしていますが、オーナーのシャロンが
 
どれほどこの子を大切に育て、かわいがり、慈しんできたのかがほんとうによくわかります。
 
そして、この犬の天性のものと思われる、穏やかで安定した気質。
 
不安定な面、情緒の落ち着かない面、攻撃的な面などがまったく、見られません。
 
日本に来たその日から、ぺろりとご飯をたいらげ、お腹をだして寝て、ジャックたちと
 
思いっきりはしって遊んでいます。
 
こういう素晴らしい気質というのは、今後、日本のペンブロークコーギーの繁殖において
 
大事な要素になってくるだろうと、思います。
 
自分たちは、シャロンの信頼を受け、この大切なDylanをお預かりしているので 
 
精一杯大切に、日本に来てよかったと思ってもらえるよう、大事にしていきたいと思います。 
 
貴公子Dylanの来日は、日本のペンブローク・コーギーのファンシャーの皆さんにとっても
 
すばらしいビッグニュースになってくれると思います。
 
ぜひ、ドッグショーデビューしたら、リングサイドから惜しみない応援を、よろしくお願いします。
 
 
それにしても、ほんとに、美しい・・・。
 

 
日本のペンブロークコーギー界を長年にわたってリードしてきた、SMILE ANJO Teamから
 
待望の、貴公子が日本のショーシーンにデビューします。
 
どうぞ、デビューをお楽しみに!

 
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眠れないから、また明日。 01:39
今日はブログ更新、絶好調で
 
ワイアーフォックステリアの記事を書き、ボーダーテリアの記事を書き
 
さて、ジャックラッセルテリアも、モントゴメリのナショナルウィークエンドのご報告も...
 
って、語りだしたら朝までかかって、また眠れなそうだし、明日は岡山のインターに向けて出発ですので
 
今日のところは、ジャックたちはお写真だけに、しておきますね。
 
哺乳瓶で1頭づつほ乳して育てたスノウィの赤ちゃんたちも、すっかり元気に育ち
 
離乳食を、ものすごい勢いで食べてくれます。
 






ああもう、めちゃくちゃかわいい。
 

さあ、ここからは注意ですよ。
 
注意してみてくださいね。
 


かわいすぎる。
 
罪だわ、罪。
 


こんなラフ、あまり生まれないのに、この子たちはすごく毛深いラフですね。
 


少しおねえさんの、BICの子どもたちも美しく育っています。



ジャックラッセルテリアは、いまでは世界的に大人気犬種です。
 
でもいきなり大ブレークしてこの10年くらいのうちに、日本でも人気犬種の仲間入り
 
したわけですから、それだけの数の繁殖が繰り返されてきた、ということになります。
 
今もとうぜん、繰り返されています。
 
繁殖をするのには、あたらしい血液を導入しなければ、だんだん血液が近くなって
 
近い血液と近い血液で繁殖を繰り返せば、ウィークネス(弱い部分)もどんどん強化されて
 
たとえば極度に皮膚が弱いとか、心臓が弱い、肝臓が弱い、免疫が弱いなど、多くの疾患がみられます。
 
たまたま我が子にそういう病気が出た、のではなく、そういう繁殖が繰り返され
 
そういうところから犬を迎えたという、必然の成り行きだと思います。
 
ジャックラッセルテリアは、朗らかで、陽気で、まるで人間の子どものように喜怒哀楽に富み
 
感情豊かな犬種です。
 
できれば、痛みや苦痛、通院や投薬などのない、おおらかな暮らしを、すべてのジャックができたら
 
それが理想だと思います。
 
だから、犬を迎える際には、よく検討してください。
 
どの犬を迎えるか、ではなく、どのブリーダーから迎えるかを慎重になってください。
 
ブリーダーといっても、さまざまです。
 
ただ繁殖している人も、ほんとうにシリアスブリーダーも、ブリーダーと呼ばれてしまうのが日本です。
 
でもほんとは、ぜんぜん、違う。。。
 
犬種の未来にまで愛をもって、向き合っているブリーダーさんから、迎えてほしいと、おもいます。
 
 
ジャックラッセルテリアのパピーたち、見学可能です。
 
メールあるいはお電話でお問い合わせのうえ、ご来舎ください。
 
14歳から赤ちゃんまでのびのび暮らすジャックたちに、会っていただけます。
 
しあわせの形はさまざまですが、繁殖者である自分にとっては、14歳、11歳、10歳、8歳といった
 
シニアの子たちが、まったく病気も怪我もなく、のびのび暮らしていることが、なによりも
 
これから犬を迎えるみなさんに、見ていただきたいことだったりします。
 
ぜひ、お待ちしています! 




あ、話が長くなっちゃいましたケド。。。おやすみなさい!

 
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ぼ、ぼーだーてりあが、大変なことに! 01:21
こんばんは。
 
アメリカ15日間滞在を終え、帰ってきて翌日から熊本のドッグショーに行き、大分のショーに行く
 
つもりが...台風で大分のドッグショーが中止になりまして、月曜日の朝、ケネルに戻ってきてからは
 
山のような洗濯物と、山のように積まれたデスクの書類に終われ、ようやくちょっとだけ
 
デスクに隙間がみえるようになってきました。
 
今回はPWCCA、コーギーナショナルからの、テリアナショナルで、毎日が充実したという言葉では
 
言い尽くせないほどの、濃厚な日々でした。
 
コーギーナショナルにおいても、スペシャルだけで100頭近いエントリーのなかからSelect Dogに選ばれた 
 
Dylanを、ショーチームに迎え入れることができ、感無量の思いでしたが
 
テリアナショナルでも、ジャックラッセルテリア(ラッセルテリア)は、2日間大使がベストオブブリード、
 
あとの2日もセレクトドッグと絶好調で、さらにワイアーフォックステリアでもナショナルのBOB、
 
勢い止まらず、スカイテリア・クラブ・オブアメリカ、ナショナルスペシャリティでもなんと
 
ウィナースビッチに入賞するという、今年は、どうしちゃったんだろう絶好調な遠征でした。
 
くたくたでアメリカから帰ってきたブログ担当者を迎えたのは...
 

 
ボーダーテリア、ベイビーズ。
 
ぎゃーーーーー、大きくなってる!!
 
トリュフやら、おはぎやら、あんころ餅だったはずが、すっかり、哲学的な顔してる。
 

 
なんていうか、ボーダーテリアに、なってる!
 
お写真どうぞ。
 





この子犬たち、ものすごい食欲で、離乳トレーニングとか、卒乳とか、そんな甘っちょろい言葉は
 
まったくもって無縁で、野生のようなたくましさで、ごはんをたいらげてゆきます。
 
ジャックやワイアーの離乳は大変なのにぃ。
 

 
ムリやり入れてるのではなく、このドーム型ベッドがお気に入りで、いつも皆でもぐっています。
 
これもまた、アナグマのようで、かわいい。
 












走り出すのも、動き出すもの、数日中でしょうね。
 
そしたらもう、モンスター。
 
怪獣というか、野獣というか、まあ、大変な大騒ぎになること間違いナシ。
 
今回、自家繁殖のボーダーテリアを1頭、アメリカのブリーダーのもとに譲ってきました。
 
ボーダーテリアも、アメリカのブリーダーから好まれる質の犬ができて、ほんとうによかったです。
 
この犬種に求められるのも、1にも2にも健全性、ワーキングドッグとしてのたくましさ、
 
そして安定した穏やかで知的な気質。
 
ただ、ボーダーテリアだったら珍犬種だから、なんでもいい、というのではなく
 
やはり、ボーダーテリアらしいボーダーテリア、とりわけ、やさしく穏やかな気質を備えた
 
知的なボーダーテリアを愛し、ブリーディングしています。
 

 
いちどでもこの犬種を飼ったらたちまち、この独特の個性に、はまってしまいます。
 
でも要注意。
 
かわいいだけの犬種ではありません。
 
れっきとしたワーキングドッグですから、かわいいかわいいだけではなく、いいコトいけないコト
 
めりはりをはっきりとつけた犬育てを心がけてください。
 
人と犬の境界線をはっきりと示す事で、安心する、お仕事犬です。
 
ボスと犬との関係を明確にしてください、ボスは飼い主さんです。
 
そうすれば、人生を大きく変えるパートナーに、なってくれるだろうと思います。
 



 
ボーダーテリア、今回のパピーたちはすべて予約が決まっています。
 
予約をされたオーナーさんへ。
 
そろそろ見学にちょうどいい時期です。
 
見学のご希望を、ご連絡ください!
 
どの子を迎えていただくか、そろそろご相談を始めたいと思います。
 
ボーダーテリアに興味のある方、数少ない繁殖頻度でのブリーディングをしていますので
 
パピーをご希望の方は、ご予約をおすすめします。
 
なお、2015年にはあたらしい血液のボーダーテリアが来日予定です。
 
どの犬種においてもまったく同じ考えですが、健康、健全で、気性の安定した犬のブリーディングを
 
なにより大事に考えています。
 
もちろん、お顔はかわいく、サイズはほどほどに、毛質がよく、健全に動けるというのはもちろんです。
 
おそらく、日本ではボーダーテリアを適切に輸入しブリーディングしているのは当ケネルのみだと思います。
 
ボーダーテリアについては、当ケネルまで、お問い合わせください。
 
家庭犬をご希望の方から、救助犬、アジリティ、オビディエンスなどを目的とされる方まで
 
幅広く、家族として迎えていただいております。
 


ご見学も承っておりますので、お問い合わせください。
 

詳しくは、電話もしくはメールにて、お問い合わせください。
 
●パピーのお問い合わせ
●テリアやスパニエル種のトリミング
●ショードッグの預かり、トレーニング
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信じることから、すべてがはじまる。 22:31
こんばんは。
 
アメリカの、Montgomery Terrier National Weekend、世界一のテリアウィークエンドから
 
帰って、まだ、その余韻にひたっているような、忙しすぎてきちんと振りかれていないような
 
気持ちと記憶が、行ったり来たりしていますが、季節は着実に冬に近づいています。
 
さて。
 
どこから話をして、モントゴメリウィークエンドの報告をしたらいいのか・・・まとまりませんが
 
夢の話を、したいと思います。
 
ハンドラー、露木浩にとって、Montgomery Terrier Weekendは、とても特別なドッグショーでした。
 
1983年、当時アメリカ修業時代に行ったのが、初めてのモントゴメリでした。
 
この年、ベストインショーを獲得し、テリアの頂点に立ったのが、AM.CH.Dinamic Super Sensetionという
 
ワイアーフォックステリアの牝で、この犬を見た途端、なんと美しい犬なのだと一目で釘づけに・・・。
 
このときが、人生のターニング・ポイント。
 
ワイアーフォックステリアの美しさに惹かれた、最初の瞬間でした。
 
その後、ほぼ毎年欠かすことなく、日本に戻ってからもこのショーだけは訪れていました。
 
1985年、CH.Sylar Special Editionと、CH.Galsul Excellenceという2頭の伝説の決戦。
 
いまも人々が語り継ぐこの名勝負を、目の当りに見たのでした。
 
この2頭の存在こそ、ワイアーフォックステリアを生涯のライフワークと決めたきっかけだったと思います。
 
1988年、7年近い修行を終えて日本に帰国。
 
その後、山田雄三郎氏所有の2頭の英国チャンピオン、Townville ToriqueとTownville Tradesmanを
 
アメリカ帰りの若い自分にショーイングするチャンスを与えてもらい、一生懸命に取り組みました。
 
この犬たちは日本でのキャンペーンの後、山田氏の手により、英国Saredon Kennelに戻りました。
 
そして、この2頭の血液が現代の多くのワイアーフォックステリアの名犬たちの血液へと
 
受け継がれているのです。
 
血液を生かすこと、犬を英国に戻した意義の大きさが今なお、実感させられます。
 
もしも、この2頭がイギリスに戻らず日本で引退していたら、生まれ得なかった名犬が何頭も
 
いることだろうと思います。
 
1996年、恩師Ric Chasoudianが日本のドッグショーに審査のため来日し、スコティッシュテリアの牝を
 
ショーイングし、グループ1席をもらったのですが、この犬がRicの目に留まりました。
 
その後、アメリカに渡りショーチャレンジを開始。
 
1997年、スコティッシュテリアクラブオブアメリカで入賞、翌年、Westminster Kennel Club Dogshowで
 
ベスト・オブ・ブリードを獲得します。
 
この頃から、ワイアーフォックステリアへの思いが深まり、ワイアーフォックステリアのブリーダーであった
 
Ric Chashoudianに、牡のワイアーフォックステリアのショードッグを譲ってもらえないかと
 
懇願していたのでした。
 
思い叶い、CH.Jenwyres Gerge Cinq of Santeric(Jr.)が来日し、村瀬様がキャンペーンを開始。
 
1998年、1999年、2年連続テリアナンバーワンを獲得しました。
 
2000年、このJr.をWestminster Kennel Club Dogshowにエントリーしましたが
 
この年、Peter Greenが当代きってのスタードッグ、Blackdale Ring Masterをショーイングし
 
まさに、「勝ちに来て」いる年だったので、勝ち目はないだろうと踏んでいましたが
 
審査員は、Mr.Edd Biven。
 
Westminster Kennel Clubも、当時はマジソンスクエアガーデンで行われ、自分にとっては
 
Mr.Clarkに連れて行ってもらって以来、憧れの舞台のひとつでした。
 
そして。
 
ここでも奇跡が起きました。

自分がハンドリングするJr.が、Peter Green率いるBlackdale Ring Masterを破り、ウェストミンスターKCで
 
ベスト・オブ・ブリードを獲得したのです。
 
このとき、ドッグショーには「絶対の勝ち」も「絶対の負け」もない、勝負は蓋を開けてみるまで
 
わからないと確信したのでした。
 
自分たちは、審査員も変えられませんし、対戦相手を予測することもできません。
 
対戦相手がどれほど強い相手でも、たとえ対戦相手と審査員が仲がいいという噂があっても
 
それらは、自分たちではどうにも仕様のないこと。
 
自分たちにできることは、良い犬を選び、磨き、最高のコンディションを保ち、そして集中して
 
最高の状態でショーイングすること、それに尽きます。
 
この後、ワイアーフォックステリアをブリーディングすることを決め、Santeric peal of Kathrichを 
 
RicとKathyから譲り受け、アイルランドのBlackdale Kennelから縁あってBlackdale Royalstarと
 
Blackdale Starletを譲り受け、これらの犬たちが、当FOXCREEK Wire Fox Terriersの基礎犬となりました。
 
ちなみに、Pearlは今なお健在で、元気に暮らしています。
 
その後、センセーショナルに日本のショーにデビューしたのが、Kathrich Y to K of Sateric(Ricky)で
 
2004年、ウェストミンスターケネルクラブでアワードオブメリットを獲得し、Ricの元に帰りました。
 
さらに、ワイアーフォックステリア愛好家の皆さんの記憶にあたらしい、Windfall(Leo)が来日。
 
この犬は、2007年のウェストミンスターケネルクラブドッグショーでアワードオブメリットでした。
 
この頃から、「自家繁殖犬でアメリカにチャレンジしたい」という明確な思いが芽生えました。
 
Jr.,Ricky,Leoと結果を残しましたが、これらの犬たちはRic ChashoudianとKathyによる繁殖で
 
ブリーダーとして、自分が繁殖したワイアーで挑戦したい、というのが次なる目標となりました。
 
Windfall(Leo)の孫、Foxcreek JP Synchronicity(Tony)が、当ケネル最初のアメリカチャンピオンとなり
 
その後、Foxcreek Jp I wish(JENNY)は、アメリカにオーナーがついて、モントゴメリテリアナショナルで
 
Tracy Szarasがハンドリングして、ベスト・オブ・ウィナース。
 
どの犬種もそうですが、とりわけ、ワイアーフォックステリア、ウェルシュコーギーペンブローク、ブルドッグ
 
など、英国原産の、英国人にとっての思い入れの強い犬種というのは、ある部分大変保守的で
 
トラディショナル、もしくは、コンサバティブな世界で、自分たちのような外国人が扉をノックしても
 
なかなか、その扉を開いてはくれません。
 
簡単に言うなら、外国人が犬を連れて行っても、簡単には勝たせてもらえない、という世界。
 
何度も、何度も、自家繁殖犬を連れてモントゴメリテリアナショナルに挑戦してきましたが
 
この数年、成績はあまり芳しいとは言えず・・・。
 
ただ、ハンドラー氏が1983年に衝撃を受けたあの瞬間から磨いてきた犬を見る目を疑うことは
 
ありませんでした。
 
今年は、世界中でワイアーフォックステリア・フィーバーの年でした。
 
その幕開けとして、昨年英国で行われた、ワイアーフォックステリア・アソシエーションの100年祭で
 
Peter Green氏が審査をし、まだ若いながらベストインショーに選んだベルギーの繁殖の牡
 
King Arthor Van Foliny Homeが、今年のクラフツで激戦のワイアーフォックステリアの
 
ベスト・オブ・ブリードを獲得、さらに、久方ぶりでワイアーフォックステリアが
 
テリアグループファースト!
 
誰もが、100年に1度の名犬だと、キング・アーサーについて熱く語りはじめました。
 
さらに、8月のワールドドッグショーでは、当然のようにグループ1席、さらにベストインショー3。
 
ブラジルの大富豪、世界一のショードッグオーナー、Victor Marzoni氏がオーナーについて
 
全面的なバックアップ体制のもと、King Arthorのヨーロッパキャンペーンがはじまりました。
 
ベルギー、アムステルダム、ドイツ、King Arthorの破竹の勢いは止まりません。
 
そして、9月頃から囁かれはじめた、King Arthorの次なる目標それは・・・。
 
世界最高峰のテリアの舞台、Montgomery Terrier Nationalでのベストインショー。
 
これには、もっと深いドラマがあります。
 
King Arthorのお父さんであるCrispy Legacyは、自分たちにとっても世界最高のワイアーの1頭だと
 
信じて疑いの余地がありませんが、この犬が、昨年のモントゴメリで勝てなかった。
 
だから、Crispy Legacyのブリーダーも、また、King Arthorのブリーダーにとっても
 
モントゴメリでの勝利は、悲願の達成だったわけです。
 
自分たちも、King  Arthorの同胎の弟Night Hawkを譲り受けているし、また、Crispy Legacyとも
 
交配をした関係で、その悲願を想う「一員」でもあったと思います。
 
一方で、自分たちにはアメリカでショーイングをしている愛犬、Tarouがいました。
 
Tarouは日本でちょっとだけショーをし始めた昨年、縁あってアメリカのサラブレッドホースの
 
有名なオーナーであるKiKi Coutes率いるMistico Kennelから、リースをしてほしいと依頼を受け
 
昨年の12月より、アメリカに渡ってショーイングを行っていました。
 

 
有名なショーフォトグラファー、プライベートジェットで移動するお抱えのハンドラー、ショーのマネジメントを
  
する有能な秘書、とんでもない広さの広大なケンタッキーにあるケネル。
 
どれをとっても、理想的な環境の中、タロウは大切に育ててもらいました。
 
しかし、いくつかのハプニングが重なり・・・ハンドラーのデイナの突然の妊娠、出産、そして
 
オーナーのKikiの心移りもあり、チームの中心はアメリカン・アキタに移っていきました。
 
どんなに素晴らしいチームでも、そのチームの「ファーストコール」でないと、なかなか
 
アメリカのショーシーンで勝っていくことは難しい。
 
タロウはこの10月で連れて帰ろう、そう決めていましたので、このモントゴメリは
 
タロウにとって、アメリカでの最後のドッグショーになる予定でいました。
 
ナショナルの前オハイオまでタロウを届けてもらい、ただひたすら広がるコーン畑を
 
タロウと散歩し、そのときですら、「やっぱりこの犬、いい犬だよな」と思っていました。
 
モントゴメリウィークエンドは、通年は4日間のショーで、1日目と2日目がHatboloショー
 
3日目がDebon,4日目がMontgomeryで、最初の2日間だけ同じ会場であとは毎日移動です。
 
1日目、Hatoboloではジャックラッセルテリアの大志が56頭のエントリーから見事ベスト・オブ・ブリードを
 
獲得し、「自家繁殖犬を、自分でハンドリングして、ベストオブブリードをとる」という目標を
 
叶えていました。
 
ワイアーフォックステリアの審査は、ジャックラッセルテリアの審査のだいぶ後でしたので
 
余裕を持って臨むことができましたが、やはり会場のムードは「キング・アーサー」一色。
 
誰もが、稀代の名犬を一目見ようとリングサイドに集まり、ワイアーフォックステリアのリングは
 
ひときわにぎやかで、活気に満ちていました。
 
審査員は、ウェールズからやって来たワイアーフォックステリアのブリーダージャッジ。
 
タロウは頑張って、アワード・オブ・メリット。
 
それでも!
 
子のナショナルウィークエンドで、ワイアーフォックステリアをブリーダー・オーナーハンドラーとして
 
エントリーして、アワードに絡んだのは初めてでしたから、すごく嬉しかったです。
 
この時、誰もがキング・アーサームード一色でしたが、「I liked Japanese dog!」という声が
 
ギャラリー席から、チラホラと聞こえてきました。

タロウを気に入ってくれる人たちも中にはいたことが、すごく励みになりました。 
 
2日目。
 
この日は、エアデールテリアのスペシャリスト、テリアのスペシャリストとして有名なMrs.Kippが
 
審査員でした。
 
結果、SELECT DOGで、ベストオブ・ブリードの次席に入賞しましたが
 
写真撮影の際、Mrs.Kippからの短評「This dog is one of the best wire fox terrier I have ever judged!」
 
自分がこれまで審査した中でも最高のワイアーフォックステリアの1頭でした、というコメントに
 
胸が熱くなりました。
 
だったらなんで、ベスト・オブ・ブリードくれないんだよっ!って思うけれど、誰もがKing Arthorを
 
破ることは空気的にも難しいような状況で、しかも、Kingは1日目はベストインショーまで行き
 
2日目もリザーブ・ベストインショーを獲得していました。
 
ただ、50頭近いエントリーから、セレクトドッグに選ばれたことも過去最高成績でしたし
  
なにより、ギャラリーからのタロウへの評価が日増しに高まっていったことも、手応えとして
 
実感できました。
 
 
アメリカでのTAROUをサポートしてくれたオーナーのひとり、Dian Ryan。
 
彼女は、あの有名なAfterall Painting Skyのオーナーでもあります。
 
今回、TAROUを、アメリカのワイアーフォックステリアクラブオブアメリカのボードメンバーである
 
Mrs.Grahamをはじめ、ほんとうに多くの人たちが愛し、見守ってくれたことにも感謝です。
 
日本の犬ですが、このTAROUを通して、多くのアメリカのワイアーフォックステリアファンシャーは
 
RIC CHASHOUDIANが愛した、美しい頭部と動けるワイアーフォックステリア、健全なワイアーフォックステリアを
 
見てくれたのではないかと、思います。
 

 
3日目。
 
モントゴメリ・ウィークエンドではラッセルテリア、ワイアーフォックステリア、スカイテリアの
 
3犬種のリングを掛け持ちしていたため、大忙しで、この日はスカイテリアを優先したため
 
Tarouは、ヨーロッパのブリーディングパートナーであるJurajにハンドリングを任せました。
 

 
はじめて、自分の犬を客観的に見るチャンスに恵まれましたが、やはり自分の目から見て
 
いいワイアーフォックステリアだと感じました。
 
しかし、結果は出ず・・・。 
 
そしていよいよ最終日、テリアウィークエンドのクライマックス、モントゴメリ当日。
 
もう絶対、絶対、キングアーサーが勝って、ベストインショーをとると10人中9人が
 
口をそろえて言い、フォトグラファーたちはこぞって、キングの良いショットを撮ろうと
 
リングサイドに集まり、もちろん大富豪のオーナーも早々に開場入り。
  
自分たちは、ラッセルテリアとスカイテリアだけでも大忙しで、ぜったい勝ち目がないんだから
 
ワイアーは出すのやめようよとか、なんで勝ち目もないのに洗って、乾かして、テーブル載せて
 
トリミングして、そんな手間かけないといけないの!とかって、大ゲンカしてました。
 
されどここはナショナル。
 
ワイアーフォックステリア・クラブ・オブ・アメリカの由緒あるナショナルの舞台です。
 
勝ち負けを関係なく、ナショナルにエントリーすることこそブリーダーの誇りであるとばかりに
 
エントリーは50頭を越えるビッグエントリーでした。
 
今年の下馬評では間違いなくベストインショー候補のキングの登場ですから、会場は次第に熱気を帯び
 
リングサイドは、黒山の人だかりです。
 
ブログ担当者はリングサイドからサポートしつつ、大志のオーナーであるイギリスの人たちと
 
それから、Dianと、審査の行方を見守りました。
 
ファースト・ラウンド。
 
タロウが先頭で、その後ろの後ろにキング。

イギリスの人たちが、「あのHIROSHIが引いてる犬は誰の犬だ?」というので
 
自分たちの犬だと答えました。
 
HIROSHIの犬か?お前の犬か?と聞かれたので、HIROSHIがグルーミングとショーイングをして
 
わたしはごはんをあげていると答えました。
 
「あの犬、いいな」イギリス人がつぶやきました。
 
もちろん、KING ARTHORチームはリングサイドに大応援団を率い、勝つ気満々でした。
 
方や、タロウチームはブログ担当者だけが応援団なので、サポートしたり、祈ったり
 
手に汗握ったり、大忙しでした。
 
ベスト・オブ・ブリードコンペティションは頭数が多いので、ファーストカットで頭数をしぼります。
 

先頭がTarou、2番目がKing。
 
ここから席次や順番を入れ替えていきますので、手に汗を握るというか、もうドキドキでした。
 
でも、隣のイギリス人たちが、お前の犬が勝つよ、と言い出しました。
 

 
 
 

 

 

 
え?え?え?
 
そこからが、長かった。
 
さらに、1頭づつアップダウンのリクエスト。
 
さらに全員でラウンド、1頭づつラウンド、さらに席次を入れ替えて・・・あれ?
 
先頭のタロウを入れ替えない・・・。
 
最後のラウンド?と思われた指示を審査員から出され、審査員の指が・・・なんと、なんと、なんと
 
タロウに!!!
 
 
 
WIRE FOX TERRIER CLUB OF AMERICA
 
NATIONAL SPECIALTY SHOW
 
Best Of Breed 2014.
 
FOXCREEK JP IDEAL OR IDIOT
 
Call Name TARO
 

まさかの。
 
まさかの。
 
ナショナルで、ベスト・オブ・ブリード。
 
その瞬間、まるで地震のように、会場に大きなどよめきが走りました。
 
だって。
 
あの、スーパースター、King Arthorが、日本の犬にブリードで負けるなんて
 
いったい誰が想像したでしょう。
 
もちろん自分たちだって、そんなことが起きるなんて想像もしていませんでした。
 
ただ、自分たちが信じる犬を、いい状態でショーして、メモリアルにして、日本に帰ろう。
  
それだけを思って出したショーでした。
 
そこからの記憶が定かではなく、モントゴメリでの記念撮影の仕方も、段取りも、なにもかもが
 
初めてのことで、もう、パニックでした。
 
だけどあのイギリス人たちは、「ほら、言っただろう。いちばん健全で美しかった。」と褒めてくれました。
 


 
願って、願って、信じて、はじめて撮れたこのナショナルでのベスト・オブ・ブリードの記念写真。
 
あまりにたくさんのトロフィーや盾に、帰りの荷物がひとつ増えました。
 

 
1983年にはじめてこのショーを訪れてから、31年が経っていました。
 
31年越しの夢が、叶いました。
 
自家繁殖で、ブリーダー、オーナーハンドラーで、ワイアーフォックステリアクラブオブアメリカで 
 
ベスト・オブ・ブリード。
 
いまでも、あれは夢だったんじゃないかと思ったりします。
 
そして、勝った瞬間から携帯電話が鳴りやまず・・・日本の犬がキングアーサーを破ったという知らせは
 
瞬く間に世界を駆け巡り、イギリスから、スウェーデンから、日本から、たくさんの祝福をもらいました。
 
でも誰も、ホントだと信じてなかった…最初は。
 
だって、これって、絶対不可能!だったことだから。
 
笑っちゃう話ですが、キングアーサーは、ブリーダー、オーナー皆でプライベートジェットで
 
2週間前からアメリカ入りし、すべてを万全に、モントゴメリに臨んできました。
 
自分たちはとにかくケチケチ旅行で、飛行機はもちろんエコノミー。
 
ごはんだって、なるべく節約するよう心掛けて、もうまったくもってオーナーハンドラー状態で
 
そんな面からも、もう、はじめっから勝負ついてた、みたいな感じだったのです。
 
だからもちろんこの激震はモントゴメリ全体をも湧き立たせ、多くのブリーダー、オーナーハンドラーから
 
声をかけられ、「You made my day!」、「あなたの勝利が自分たちに勇気をくれた!」

「信じていればいつかはいいことがあるって、教えてくれてありがとう!」、
 
「ドッグショーに奇跡は起こるんだね!」「ほんとうに素晴らしかった!」と
 
たくさんの人たちに、声をかけてもらいました。
 
この勝利が、「絶対勝ち目なんてない」って思っても、勝負の行方は蓋を開けるまで分からないと
 
多くの人に勇気や希望を与えることにつながってくれたら、それは、なにより嬉しいことだと思います。
 
ただ、ドラマはまだまだ続きます。
 
初めてのモントゴメリ、はじめてのグループ戦、初めてのベストインショーリング。
 
しかし。
 
運命というのは皮肉なものです。
 
今年のモントゴメリのベストインショージャッジ、Rosalind Kramorは、自分たちの繁殖の
 
SUSHIというワイアーの女の子を育てている共同パートナーで、ブリーディングパートナーなのです。
 
AKCのルール上、自分たちは彼女のもとに犬を出してはならないのです。
 
事前にAKCの監察員(REP)であるJIMMY MICHELに報告に行くと、「Thank you for your honesty」と
 
言われ、ベストインショーリングに入り、ファーストラウンドをし、審査員と握手をしてこのショーへの
 
感謝と敬意を示し、そしてリングを出ていくという方法をとるのだと教えてもらいました。
 
これは、よくPeter Greenの弟子たちもとる方法です。
 
こういう経緯で、はじめてのベストオブブリードをとりましたが、ベストインショー戦は辞退する
 
ということになったのでした。
 
それでも、ナショナルにおけるベスト・オブ・ブリードは、ブリーダーにとっての最高の夢。
 
世界に無数にブリーダーがいても、どれほど努力をしても、苦労を重ねても、ナショナルで
  
頂点に立てる犬、オーナー、ブリーダーは、毎年1チームだけなのです。
 
そして、その名前は永遠にブリード・ヒストリーに刻まれます。
 
誰もが苦労をして犬を育てて、早起きをしてケネル掃除に明け暮れ、手にマメをたくさんつくり
 
トリミングし、トレーニングし、毎週フラットワークをして、車に荷物を積んで、運転して
 
大変な思いをしてドッグショーに行きますが、それでも、その頂点に行ける犬はほんのごくわずか。
 
キング・アーサーのように、プライベートジェットから、大富豪のオーナー、ショーチーム
 
すべてが揃った犬でも、このように勝負の行方に「絶対」はない。
 
Leoだって、Rickeyだって、ナショナルではベストオブブリードは取れませんでした。
 
Crispy Legacyだって、ベストオブブリードがとれず悔し涙を流しました。
 
今回この激戦を制して、ベスト・オブ・ブリードをとれたこと、これは自分たちだけの力ではなく
 
毎日、犬たちを育ててくれるスタッフ、そして、当ケネルのワイアーを大事に育ててくれるオーナーさんたち
  
自分たちを見守り、信じてくださるオーナーさんたち、すべてがあってこそ、叶ったことだと

ほんとうに感謝します。
 
スタッフの皆には、ほんとうに自分たちを誇りに思ってほしい。
 
ブログ担当者がはじめて、モントゴメリテリアナショナルに行ったときは、衝撃的でした。
 

犬たちがあまりに、ピカピカに輝いて見えたし、ショーマナー、ショーマンシップ、
  
リングでのパフォーマンス、そしてトリミングなど、まさに完璧なショードッグたちの並ぶ
 
とびきり輝く別世界に見えました。
 

ムリムリ!こんなところに自分の犬を出すなんて、ばかげてる!ほんとにそう思いました。
 
どう考えたって、太刀打ちできるわけもないって感じで、この輝く犬たちに比べたら
  
自分の犬たちの、なんと田舎くさく野暮ったく感じたことか。
 
それから何年か経ち、モントゴメリには毎年通い、食い入るように犬たちを見つづけて
  
ある年から、おや?自分の犬がここに並んでも恥ずかしくないかも?って思えるような気がして、
 
その次くらいからは、トリミングの技法も、うちのハンドラー氏のオールドスタイルの
 
クラシカルで基本に忠実なトップコートの長さ、飾り毛もすべて手で整える(ハサミを使わない)トリミング、
 
さらに各テリアによって変えるトップコートの長さなど、すごく高い技術なんだと思うようになりました。
 
最近は、アメリカのテリアを見るとフレッシュコートに近いショートコートでボディの毛をつくり、
  
飾り毛はやたらと吹かせてシザーで整えるという、シュナウザー的トリミングが増えてきたように感じます。
 
ワイアーも、レイクランドも、ラッセルにも、共通している印象です。
 
それに比べて、幾人かの頑固なオールドスタイルを継続しているハンドラーの仕事は、ひとめでわかります。
 
犬のトリミングをみると、どのハンドラーの仕事かがだいたいわかるようにもなってきました。
 
ハンドリングも、やたら早く動かすハンドラーがいるなかで、各テリアの特徴的リズム
 
(ワイアーなら振り子がわかりやすい、カクン、カクンというリズム、
  
ノーフォークやノーリッチはテケテケテケテケというリズム、スコッチはカッカッカッカというリズムで
  
けして早くは動かさない。)みたいな、各テリアのリズムを体にしみこませて動かすハンドラーは
 
アメリカでもトップ中のトップ、なのではないでしょうか。
 
ちなみに、かなり早いスピードで動かすのは、ケリーブルーとソフトコーテッドくらいではないでしょうか。。
 
それでも運動会みたいだとやっぱりヘン。

陥落不可能と思われた高い壁、ワイアーフォックステリアもナショナルでBOB、それ以外の日もアワード
 
セレクトという高い評価が得られました。
 
ショードッグはもちろん、犬の骨格構成とトリミングだけでなく、性格づくり、栄養、精神面の安定など
 
いろんな要素が含まれます。
 
課題を見つけるたび、なにかを取り入れ、音が苦手なワイアーたちには24時間毎日音楽や映画を聞かせ
 
海外のショーで聞かれる大きな音や香水、テントの屋根など、あらゆるものを日常生活に取り入れて、
 
犬たちが大舞台でビビらないようにと工夫したり、もちろんブリーディングにおけるテンペラメントの改善など・・・
 
自分たちが試行錯誤しながらやってきたことが、実を結んだということ、まさに
 
神様からのご褒美だなーと、そう思いました。
 
勝つためにすることは、問題点をいちはやく見つけること。
 

勝ち続けるためにすることは、問題点をしらみつぶしに消していくこと。
 

人の意見を聞くこと、小さなことでも変えること、いいことはすべて取り入れる柔軟さをもつこと。
 
日本人が繁殖し、育て、日本の土と、水と、ミネラルで育った犬が、ワイアーフォックステリアの
  
ナショナルで勝てる日が来るなんて。
 
メイドイン・ジャパン、がんばりました。
 
日本で、制限ある環境のなかで犬たちを育て、どうやって世界に太刀打ちできるよう育てるのか
 
いつだってこれが大きな課題となりますが、自分たちの創意工夫、そして愛情と真心で育てた犬たちが
 
世界で認められたこと、これは、ほんとうに、スタッフたちを讃えたい。
 


そして、KIKI Coutesのもと、10か月間アメリカにいたことで、Tarouが学んだことも大きく
 
Mistico Kennelの皆には、感謝の気持ちです。
 
さらに、このドリーム・ストーリーにはまだ続きがありました。
 
あの、「おまえの犬が勝つよ」と言ったイギリス人が、Taroのオーナーとなり
 
英国キャンペーンをしたいと申し出てくれました。
 
なんと。
 
イギリス人が、日本の犬を、イギリスで、キャンペーン!
 
英国原産犬種で、まさに奇跡のような話です。
 
誰もが、川端康成先生の時代から、舶来物の英国ワイアーに惚れ込み憧れた日本人でしたが
 
今度はイギリス人が日本の犬に惚れ、英国に連れて行くというのです。
 
Tarou、このショーをラストショーに、日本に帰ってきてリタイアする予定でしたが一転、
 
来年より、英国キャンペーンが決まりました。
 

 
ちょうどこのショーの1週間前、英国Saredon KennelのJudith Averis氏の訃報を聞きました。
 
自分にとってはテリアの偉大なる先人であり、テリアの話をする最高の話し相手の一人でした。
 
King Arthorも、実はジュディのアドバイスがあったからこそ生まれた名犬でした。
 
King Arthorのブリーダー、Deneyは、Judithの元でいちばん長く働いたアシスタントでした。
 
その縁から、我が家にはKingの弟、Knight Hawkがやって来たのです。
 
だから、このモントゴメリのワイアーのリングの片隅に、ジュディが座っているような気がしました。
 
さらに、角のほうに、RicとKathyも座っているような気がしました。
 
そう思っていたら、ワイアーフォックステリアクラブオブアメリカのMrs.Grahamからも
 
RicとKathyが角っこで見てるような気がしたと言われました。
 
多くの人が関わりあって、この日この瞬間を迎えることができました。
 

信じること、信じつづけること、挑戦しつづけること。
 
この意味を、あらためて感じました。
 
モントゴメリの歴史はじまって以来最強のジャック・ポットだと言われましたが
 
モントゴメリの歴史はじまって以来最高の、ドリームストーリーだとも言ってもらいました。
 
たくさんの人に、言いたいです。
 
何回か挑戦してダメだったからといって、審査員のせいにしたり、政治のせいにしたり
 
はたまた誰かの悪口をいったりして、ドッグショーから去らないで、もうちょっと信じてみてください。
 
信じつづけ、まっとうな道を丁寧に歩み続けた先には、かならず、結果が出ます。
 
Keep believing and keep up working on!
恩師たちからは、まさか、自分が生きている間にこんなことが起きるとは思わなかったと
 
言われました。
 
31年間、信じてきた道を歩んできてよかったと、心から思いました。
 
この場を借りてではありますが、関わってくれたすべての人に、感謝です。
 
ありがとうございました!
 
ドッグショーは夢のある舞台。
 
それを忘れず、また、次の夢に向かっていきたいと思います。
 
 


[ワイアーフォックステリア専門犬舎 FOXCREEK]
 
当ケネルでは、健全性、気質の安定にこだわり、また、頭部の美しいワイアーフォックステリアを 
 
海外の厳選した血液を用いて、ブリーディングしております。
 
厳選した血液の導入によって、より健全性の高い、気質の安定したワイアーを育てることを
 
ポリシーとしております。
 
本年は、King Arthor同胎のKnight Hawk、さらに英国Burren Croft Kennelから、
 
ドイツのShonen Bergen Kennelから、3頭のスタッドが来日し、さらなる健全化をはかります。
 
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 犬舎があるようですが、当ケネルとは一切関係がありませんので、ご注意ください。
 
トリミングに関しても、当ケネルがおすすめするケネルはごくわずかですので、誤解がないよう
 
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ワイアーフォックステリアをお譲りしております。
  

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スーパースターの来日です。 23:35
こんばんは。
 
約2週間かけて、ペンブロークコーギーナショナル、そしてモントゴメリテリアナショナル
 
ウィークエンドの遠征をし、先ほどようやく帰宅しました。
 
いくつものドラマ、感動、涙、今回も波瀾万丈のアメリカ遠征となりました。
 
また、たくさんのエピソードはこれから紹介するとして・・・。
 
今回、アメリカに行ったいちばんの目的は、スーパースターのお迎えでした。
 
アメリカのペンブロークコーギー界でこの犬を知らない人はまずいないという
 
コーギー界のスーパースターが、縁あって、日本にやってくることになりました。
 
アメリカでは、オールブリードショーでチャンピンをとる犬と、コーギーのように
 
良いブリーダーがほとんどスペシャルティーショーに行くという犬種がありますが
 
コーギーはやっぱり、ナショナル、スペシャルティで評価されてこそ、真価が問われると思います。
 
このDYLANは、グランドチャンピンまでの賞歴をほぼすべてナショナル、スペシャルティで獲得する
 
という、まさに、ブリーダージャッジたちが選んだコーギーです。
 
昨年、ナショナルで本犬を見て一目惚れ。
 
世界中のドッグショーを見て歩いたけれど、これほどのコーギーを見たのははじめてだと
 
鳥肌が立ちました。
 
寝ても覚めてもこの犬のことばかり思い続け、ひょんなことから出会いの縁があり
 
誰もが「絶対不可能」と言った、本犬の来日が叶いました。
 
このクラスの犬が、日本に入ってくることはもはや不可能と思われていました。
 
良い人々の縁にめぐりあえたこと、ほんとうに感謝です。
 
この犬は、タイプ、サウンドネスの秀逸さに加えて、PLL,PRA,パテラ、股関節形成不全、肘関節不全
 
そして、コーギーに多いとされるDM,VM、BEAR,心雑音、など、思いつく限りの
 
ヘルスチェックをすべてクリアしています。
 
見た目が美しいだけでなく、健全性にも最大限の注力がなされた、ということが
 
この犬が日本に来た大きな意味だと思っています。
日本に来る前の最後の、ペンブローク・コーギーナショナル(PWCCA)では、
 
1年ぶりのドッグショーだったにもかかわらず、セレクトドッグに入賞。
 
セレクトと言っても、チャンピオン牡だけで40頭近いエントリーですから大変な賞です。 
 
チーム・スマイル・アンジョーより、ショーキャンペーンがはじまります!!
  
最高のチームで、最高のショードッグを、サポートしていきたいと思います。
  
日本のショーシーンに、ワクワクやドキドキを、届けたいと思います。
 
どうぞお楽しみに!
 


 
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