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あとこれだけ 15:13
あと、もうちょっとだけ撮ったお写真アップします。
また明日から超バタバタで、ブログ更新ができるかどうかわからないので
今日のうちに1週間分くらいまとめてアップします。
テリア展では、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
ワイアーのオーナーさんたちもたくさん集まってくださるとのことで
すごく楽しみにしています。
テリア展は、テリアファンデーだと思って参加していますので、ぜひお声かけください。
3ヶ月のちびっこから13歳のワイアーまで連れて参加します。



















それでは、また!

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ボーダーテリアのチビチビたち。 15:01
コンニチハ。



ボーダーテリアのチビたち。
とっても元気で丈夫でたくましく育っています。
おせっかいなジャックがお世話を焼きたくて仕方がなくて
写真を撮っていてもジャマしてばっかり!なのですが













待望の、アンガスベイビーたちです。
どんなふうに育ってくるのか、まずは、目が開くのがたのしみです。


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春を通り越して、初夏? 14:56
こんにちは。
肌寒い、肌寒いと言っていた昨日から一転、今日はまるで初夏のようです。
犬たちのハウスのあるお部屋はけっこう蒸しているため、今日からエアコンを入れました。
うちにいるテリアたちは、皮膚も丈夫で、ふだんのストリッピングやケアをしていれば
皮膚トラブルというのはほとんどありませんが、5月、6月から夏にかけての湿度は
毛に厚みがありダブルコートのテリアにとっては、あまり好ましいものではありませんので、
ケネルにはエアコンをかけ、なるべくジメジメしないように、心がけます。
これからの時期、犬たちの耳の中などにも、いつも以上の注意が必用になってきます。

今日はちょっとだけお写真が撮れたのでアップしてみます。


ぽんぽんと咲きはじめた、いろいろな色や形のチューリップ。







どんな色のチューリップの球根を買ったのか、すっかり忘れていたので
こうして咲くと、すごく楽しいです。








今日はとてもさわやかな、初夏のような陽気。
犬たちも昨日の運動不足を解消するかのように思いっきり遊んでうれしそうです。
人間はというと、汗かきながら、みんな次々、犬たちのトリミングをしています。
ボーダーテリアのチビちゃんたちのお写真、次のブログでアップします。

それでは、また。


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ボーダー、生まれた。 02:33
こんばんは。
オーストラリアから戻って、超忙しくしてます。
フルスロットルで仕事していますが、仕事はつぎつぎ山のようです。

とはいえ、3月からの新人アシスタントのゆいちゃんと4月からの新人池田くん、そして
台湾からあのスーパーアシスタントのアンディもまた日本に戻ってきてくれたので
犬たちのケアは、これまで以上にみんなが手をかけてくれるようになったので
気持ち的にも仕事的にも、みんなにだいぶ助けてもらってます。

若い子たちの一生懸命な仕事ぶりにはすごく刺激を受けるし、こうして
ショードッグの世界を志して来てくれた若い世代の人たちが、夢を持ちつづけて
仕事をしていかれるよう、道を耕すことは、自分たちがすべき大事なことだなと
つくづくと、感じています。

5月の連休は、横浜のショーに行ってそれからテリア展!
テリア展には17頭ほどのテリアをエントリーしました。
スペシャリティーショーはみんなで盛り上げることが、犬種の未来につながることだと信じて
自分ちの犬、総動員で、今週はその準備に追われています。
GWのジャックラッセルテリア単独展にも、自家繁殖犬をたくさんエントリーしました。
今週末がはじまったら、そこから、だーーーーーっと連休のショーがはじまりますから
それまでに、済ませておくべきことを済ませなくてはとちょっと慌ててます。
近畿インターが終わったら次は、ワールドショーです。
というわけで、また、検疫やEUフォームの書類に追われてますが
今回は書類をはやめに準備していたので、なんとか大丈夫そうです。

と、そんなふうに過ごしているのですが、先週金曜日に、超待望のボーダーテリアのパピーが
生まれました。
男の子ばかりの兄弟でしたが、オーストラリアのシドニーロイヤルショーで
Best Of Breed & Best In group3に選ばれた、CH.BOHUNT PILLOW FIGHTの孫にあたります。
シドニーロイヤルでのボーダーテリアは、圧倒的でした。
ボーダーテリアという地味で、なかなかグループ入賞には遠いところにいるテリアが
圧倒的な存在感を示してのグループ3。
これは、シドニーロイヤルショー史上、はじめての快挙だったとのことです。

ひさびさのボーダーパピーズ。
ものすごいかわいいです。
今回のチビは、1頭はアメリカに行く予定が決まっているので、いちばん良い牡を
アメリカに送って、今後の互いのブリーディングにつなげていけたらと思っています。


今週は、GWの準備と、テリア展、ジャック展の準備、そして連休前の
ペットグルーミングのお客さまとで、ケネルは大賑わいしていますが
落ち着いたら、茶色いチビチビたちのお写真、アップしたいと思います。

新東名が通って、ケネルの交通の便が画期的によくなりました。
グルーミングに通っていらっしゃるオーナーさんも、みなさんほんとうに便がよくなって
わたしたちもドッグショーに行く往復の時間が大幅に短縮されました。
いつもノンストップでショーから戻ってきますが、ますますノンストップで
新東名を一直線でケネルに戻ってくることができます。
ほんとうに画期的!
新東名、いなさJCTを降りたら5分でケネルに着きます。
山道を通らなくていいので、犬たちも車酔いせず、スイスイです。
もうほんとうにうれしい!



バタバタしていますが、前向きな日々を過ごしています。
玄関前の桜はすっかり散ってしまいましたが、昨年の秋に植えたチューリップが
ぽんぽんと、はじけるように、競うように次々と咲きほこって、すごくうれしいです。
まだまだ肌寒い日もけっこうありますが、色とりどりのチューリップや、すずらんや
元気いっぱいに咲いている花たちをみると、春は確実に訪れてるんだなあと感じます。
それにしても今年はちょっと肌寒いですが...


明日は、チビボーダーたちや、ケネルの前のたくさんのチューリップの写真を
撮りたいなと、思っています。
とりあえず、近況報告でした。



それでは、また。



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いよいよあと残すところ2日。 06:33
こんばんは。
ほぼ、毎日、朝から終わりまで通いつづけているロイヤルショーも
残すところあと2日となりました。
ほとんどのブリード審査は終了して、あとは日曜日のジェネラル・スペシャルズ(グループとB.I.S)
そして明日のジュニアハンドラー審査などになりました。

毎日、朝6時には起きて、電車に乗って通ったショーグラウンド。
ここに住んでる人よりも、どこにどんな店があって、どこで電車を乗り継げばいいのか
近道や抜け道はどう行けばいいのか、わかるくらいに足しげく通いました。
今年も、皆勤賞で毎日ドッグショーに通うことが出来てほんとうに勉強になる日々でした。

今日は、朝いちばんでケアーンテリアの審査だったので、会場に到着して友人のブリーダーに
おはようを言いに行ったら、「It's time to work(=ほら、仕事して!)」みたいなことを言われて
ケアーンの頭をつくってとか、その犬をちょっと持っててとか、到着早々お手伝いでした。

こちらでは、みんなショー会場でワインが当たり前ですから、みんな審査が終われば
トリミングテーブルをパーティーテーブル代わりにして、ワインパーティがはじまります。
ワインを飲みながらの、犬談義。
これが毎日つづきました。

ジャックラッセルテリアについては、かなり古くからのブリーダーや、古い血統を持っている
人たちとも様々な話ができたし、スペシャリティーショーでは95頭のジャックラッセルテリアを
見て、あれはどうだとかこうだとか、ジャックラッセルテリアのブリーダージャッジに
教えてもらいながら見ることが出来たので、これも勉強になりました。
自分がブリーディングしている犬種の改良原産国ですから、やはりこの国に来て、犬を実際に見て
触ることはものすごい意味があるとおもいます。

たとえばインターネットや本で見て、いいとか悪いとかデスクトップの前で言ってても
その犬が実際にどんなふうに動いて、どんなふうな角度構成をしているのかは、
目の前でアップダウンしてもらって、テーブルにあげてもらって、触って、見るのが
一番だし、たとえばどうやって?
爪の色やパッドの色をインターネットで知ることが出来るでしょう?
フィート(にぎり)は?毛質は?骨の太さは?スタイフルの厚みは?目の形状は?耳の厚みは?
犬の体質の固さや柔らかさや、胸の深さ浅さは?
ネットサーフィンして写真をいくら見ても、そういう繁殖に使うにあたって本質的に大事なことは
ひとつもわからないとおもいます。
ジャックラッセルテリアは昨今、握り(フィート)の悪い犬がものすごく増えているので
審査をするにあたっては、フィートをしっかりと見ることが重要だと今回、何度も教えられました。
また、ジャックラッセルテリアを審査するにあたって大事な、スピナビリティについても
触らなければ、わかりません。

今回、自分が気になっていた犬はすべて、動いているところを見て、テーブルに載せて
触って、歯数から爪の色、パッドの色、にぎりまで、すべて見せてもらって来たので
今回、自分が思う次のステップはたぶん、間違いないだろうという確信をもっています。
どの犬の肩がどのような角度で、それによってどう動くのかも1頭1頭見せてもらってきました。
事前に写真で見るのと、目の前で動いているのを見たり触ったりするのでは、評価がまったく変わります。
でなければ。
ドッグショーはすべてインターネットの画面上でできてしまうことになりますが
そうはいかないのが、生きている生身の動物である、犬の審査なのだと思います。


今回、目の前に連れて来てもらって、動かしてもらってテーブルに上げてっ自分の手で触った犬は
15頭以上いたとおもいます。
そのなかで、これだと思えた犬はそのうち1頭でした。
この1頭に会えたから、今回足を運んだ意味があったと思う感動の1頭でした。
オーストラリアに、まだこういう犬がいたのだと思ったらほんとうに感動しました。
こんなに感動する犬にであったことは、久しく、なかったかもしれません。
その犬のバックグラウンドの血液もそしてその犬自身も、いまだ興奮冷めやらぬ感動がありました。
でも、この犬は、インターネットを見てもどこにも出てきません。
だから、来ないとダメなんだなと今回痛感しました。


今回は、ジャックラッセルテリアがオーストラリアで公認されてクラブができた当時からの
クラブの資料や、基礎犬たちの写真など、年代物の資料をぜんぶコピーしてもらって帰るので
これは、今後自分が勉強するうえでも貴重な資料になるとおもいます。
「ジャックラッセルテリアを審査するにあたって」という本の著者である審査員と一緒に
ロイヤルのブリード審査を見たので、これも、自分にとっては最高の授業だったと思います。
今回、ロイヤルとスペシャリティーで1000枚以上のジャックラッセルテリアの写真を撮ってきましたが
これは自分の勉強用です。

今回オーストラリアから帰ったら手続きして、こんどオーストラリアに送る犬もみんなで
何度も写真やビデオを見て会議を重ねて、ようやく決まりました。
その子が帰って来たらまた次の子も決まっていて、オーストラリアでショーする子が控えています。
また、楽しみが広がるのですごく楽しみです。
先月、アメリカに1頭旅立っていきましたが、5月にノルウェイ、スウェーデンでショーする子が
旅立ちます。
海外の仲間たちと、より健全なブリーディングに進歩させていかれるよう、ブリーダーコミュニティを
組んで、ブリーディングしています。
ジャックラッセルテリアのスタンダードに記されている範囲のなかで、いくつかのスタイルを持つ
パピーを残していて、どの子をどの国に送るのがいちばん良いのかをみんなで議論しました。
種を愛育するには、ともに話し合える仲間が不可欠だし、そういう仲間に恵まれたことが
ブリーダーとして、ほんとうにありがたいことだと思っています。

犬を通じて、同じ夢を追える仲間が世界中にできたことは、人生において得がたい幸せだと
いつも、思っています。

こちらの農業祭では、犬だけでなく、牛のショー、馬のショー、鶏のショー、馬車のショー
あるいはチーズや牛乳やハチミツ、あらゆる農作物の品評会があって、すべてに、ベストオブブリードが
選出されます。
チェーンソーの木こりの全国大会もあって、これも、ベストオブブリードが選出されます。
人生をかけてなにかに没頭するならば、できれば、その種のいちばんをとりたいと
誰もが思うと思います。
情熱をかけていればいるほど、いつかはベストオブブリードをとか、いつかは世界をとか
思うことは、不思議なことではありません。
この、農業祭に来ると、ああ、犬だけではなくて、あらゆる愛育家(愛好家)はいつも
自分の愛育する種を、より健全に改良して、次世代に残そうと努力を惜しまないものなのだと
それを再確認させられます。

ここで元気をもらって、また、帰ったら頑張らなくちゃと。
あと2日!
じっくりと、見て、考えて、自分なりの宿題を持ち帰ろうとおもっています。

今日はケアーンテリアとコーギー、ハンガリアンビズラ、ジャーマンショートへアードポインターなどを
炎天下のなか、見ました。
ケアーンテリアは、いつものことながら、素晴らしかったです。
ハンドラー氏もこちらのケアーンをライブではじめて見たのですが
ものすごくハイクオリティのブリーディングに、感心しきりでした。

コーギーは、遊園地の隣のリングだったので、大音響の音楽や子どもたちの叫び声
ゴンドラの音などで、パニックになってしまう犬がけっこういて、コーギーたちには
ちょっと酷なシチュエーションだったようにおもいます。
それでもまったく耳を絞らず、しっかりとショーをした、色素の濃い牡がB.O.Bでした。

明日も暑くなるようです。
あと2日!
それでは、また。








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目の覚めるような審査。 18:54
こんばんは。
毎朝、ドッグショー会場に審査開始前に到着して、審査が終わるまで
ひたすら審査を見ているので、こんなに毎日会場にいるのは、ベンダー(お店)の人と
リングスチュアードと、審査員と、自分だけだとおもいます。

ロイヤルはとても長い期間行われるので、通常、みんな自分のブリードの日と
あとは誰かの手伝いで来るかそんな程度で、毎日来る人は、まず、いません。
入場料もけっこう高いので、本気で毎日来たら、けっこうな出費になってしまいます。
今回、出入り自由のパスをもらったので、ほんとうに助かってます。

ステイ先の友人たちも、自分たちの審査の日以外はロイヤルには行かないので
近くの駅まで送ってもらって、電車でショーグラウンドまで通って、ショーが終わったら
また電車に乗って、帰って来て、駅まで迎えに来てもらう毎日です。
帰って来たら、犬達にごはんをあげて、犬達と遊んで、今日のショーの話をして
1日が終わり、夜は写真を整理して、ぐっすり眠ってまた5時くらいに起きて準備して
ショーグラウンドにいそいそと出かけ...という、とてもありがたい時間を過ごしています。


今日は、オーストラリアはイースターの祝日ではなくふつうの日なので、みんな会社に行ったので
駅まで送ってもらってローカル線でショー会場に行きました。
今日は、とても楽しみにしていた日でした。
エド・ビビン氏が、イングリッシュスプリンガースパニエル、イングリッシュブルドッグ
そしてシベリアンハスキーの審査をする日です。

オーストラリアのイングリッシュスプリンガースパニエルは、8割がイングリッシュスタイルで
1割程度のアメリカンスタイル、残り1割がそれらをミックスしてブリーディングしたもの
だと思います。
先日、スパニエル・ショーで、イングリッシュスプリンガースパニエルのスペシャリティーショーに行き
北欧の、イングリッシュスプリンガースパニエルでは超有名ケネルのブリーダージャッジの審査を
見てきたので、同じようなラインナップで、エド・ビビン氏がどのうような審査をするのか
とても楽しみでした。
一般的に、アメリカで見るような、ショートバック、ロングネックの、あの、いわゆる
わたしたちが馴染みのあるイングリッシュスプリンガースパニエルはこちらでは少なく
しかしながら、イギリススタイルのブチブチのあるスプリンガースパニエルと
アメリカスタイルのスプリンガースパニエルを同一犬種として審査する際に、
アメリカから来たエド・ビビン氏は、いかなる審査を下すのだろうかと、大変に興味深かったのです。


その審査はというと。
まさに、大変に印象に残る名審査だったと感じました。

イングリッシュスタイルのスプリンガースパニエルと、アメリカンスタイルのスプリンガースパニエルを
同じリングで比較することは、とても大変なことのように思いますが、審査は大変に的確で
ギャラリーから見ても分かりやすく、犬種の何にプライオリティを置いているのかが
一目瞭然でわかるような、大変に基本に忠実な審査でした。

そして、かなりの頭数のエントリーで、なかには、高齢でハンドリングが思うように行かず
犬を充分に見せきれないエキジビターもいましたが、ビビン氏は、エキジビターひとりひとりに
どこにリードをかけ、どのように動かすのか、丁寧に、わかりやすく、アドバイスを与えていました。

出陳者には、なにかを考えさせるきっかけとなる示唆を与え、エキジビターにはわかりやすく
そして選ぶ犬は同じプライオリティをクリアしている、まさに圧巻の審査でした。

ちなみに、アメリカから来たチャンピオンドッグは、クラス5席くらいにしていました。
すべて、イングリッシュスタイルのスプリンガースパニエルを上げていました。
これは、しかし、アメリカスタイルだからとか、イギリススタイルだからという理由ではなく
犬としての点数をそれぞれ1頭ずつ採点した結果であったと感じました。

おなじように、シベリアンハスキーの審査も、イングリッシュブルドッグの審査も
大変に的確で、犬識に富み、エキジビターへの教育的姿勢に富んだ、素晴らしい審査で
この審査を、毎日、ひたすら見つづけられることの素晴らしさを、あらためて噛み締めた1日でした。
この日の審査を胸に刻んで、きっと忘れないだろうと思います。
犬への触り方、どこを触るのか、どのように触るのか、なにを重視しているのか
審査員の意図が大変に分かりやすい審査でもありました。

個人的に、イングリッシュスプリンガースパニエルの牡のチャレンジドッグが
ものすごいインパクトでしたが、B.O.Bは、牝でした。
ブリード審査が終わってから、牡のチャレンジドッグのハンドラーに、
クリティーク(審査短評)で何を言われたの?と聞いてみました。

「大変に美しく、素晴らしい構成をした犬である。
 この犬は将来有望であることは間違いない。
 ただし...B.O.Bにするには、まだ年齢が若すぎる。」


という短評だったとのこと。
この犬を来年また見るのが、とても楽しみになりました。









それでは、また。



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スペシャリティーショー。 15:07
こんにちは。
シドニーは連日、けっこうな暑さで、サングラスがないと日差しが強すぎて
犬がよく見えないくらいです。日焼け止めもがっつり塗らないとものすごい日焼けしそうです。

昨日はロイヤルショーで朝からジャックラッセルテリアの審査があり、エントリー数は
48頭と、まずまずの数でした。
去年に比べると、出ている犬の質がまた持ち直して来た感があり、原産国の底力は
ここから試されるような気がしました。おそらく来年、再来年、また良い犬が出てくるように
おもいます。
ただ、良い犬がショーに出続けるかというとけっこう別問題だったりして
この国にはプロハンドラーはほとんどいませんので、オーナー(飼い主)が別の都合が
あったりすると、とても有名な犬でもあっさりと出て来なかったりするので
コンスタントに、ランキングを追っている犬がショーに出続けるというわけでもないようです。

総論としては、牡より牝のほうがクオリティの高い犬が見られたようにおもいます。
おそらく、ブリーダー達が、いちばん良い牝を自分の手元に残すためにこうなるのかもしれませんが
牝のなかには、おおっと思うような犬が何頭か、いました。

しかし、オーナーハンドラーで、おばあちゃんがハンドリングしていたりするので
ものすごい逸材だと思われる犬が、ゲホゲホ下向きながら歩いていたりして
ああ、もったいない!!と思うようなシーンもけっこうありました。
ジャックラッセルのリングでは、フリーステイがばっちりで、マナーのよく入った
よく動くような犬が好まれていましたが、ショーマナーはハチャメチャなのだけれども
犬質としての可能性のある犬も、何頭か、見ました。
ああもったいない、と見ていると思うのですが、出ている人たちはそれでもけっこう楽しそうで
この「楽しそう」な感じが、オーストラリアのドッグショーっていいなといつも思います。


隣のリングの審査員、エド・ビビン氏は、可能性のある犬でもハンドラーが上手に
ハンドリングできていない場合、リードをかける位置や、リードの持つ長さなどを
こと細かくハンドラーに教えて、何回かやり直しをさせ、まだ発展途上の犬でも
席次にピックアップしていました。
こういうジャッジメントを見ていると、たしかな目に裏打ちされた自信を感じるし
まだ磨かれていない発展途上の犬を発掘する力について考えさせられます。

バリバリにショーマナーが入っていて、一見、この犬が上がりそうだなあという犬をとばして
ハチャメチャなんだけど、良い点を持っている若い犬を席次に入れる場面を今回
エドビビン氏のリングでは、何回となく見ました。

また、これがとても不思議なのですが、エド・ビビン氏がいちばん丁寧にじっくりと
審査をしていると思うのですが、しかし、進行がめちゃくちゃ早い。
決断がとても明確かつ迅速なのです。
しかしだからといって、さっさと見ているのではなく、犬の細部に至るまで
じっくりと丁寧に見て、気になるところは再度確認しているのに
審査進行がものすごくはやくて、だいたい17時くらいに終了予定のはずのリングが
15時くらいには終わってしまいます。
シドニーロイヤルは、およそ2週間近く毎日、膨大な数の犬を審査しますから
リングマネジメントが的確で、決断が迅速で、そしてオーナーハンドラーなどの
出陳者にアドバイスや示唆を与えることが求められますから、それには相当の
審査スキルが要求されることと思います。(もちろん体力も。)
今回のエド・ビビン氏のリングさばきは、実に見事で、ははぁ、、、と勉強になることばかりです。



今日は、ロイヤルの会場には行かずに朝5時に起床して、スペシャリティーショーに行きました。
ロイヤルのあるイースターウィークは、ロイヤルショーだけでなくシドニー郊外のNSWの
2つの会場でさまざまな犬種のスペシャリティーショーが行われます。
ドッグショーのためだけに所有されている2つの広大な会場では、じつにさまざまな犬種の
スペシャリティーショーがあって、フォックステリアや、スコッチ、エアデール、ウェスティ
スタッフォードシャーなどのテリアから、シーズーやラサアプソ、チベタンテリア、キャバリア
ビズラ、ボクサー、チワワ、パピヨンなど、数えきれないくらいのスペシャリティーショーを
それぞれのリングで開催しており、わたしたちはフォックステリアとジャックラッセルテリア、
オーストラリアンテリアのスペシャリティーショーに行きました。

休日のドッグショーは、みんながのんびりと参加して、テントを立てて、お料理を並べて
ワインを飲みながら、オーストラリア人はとにかくみんなよく喋る!
わいわい、にこにこ、しゃべったり、食べたり、飲んだり、ドッグショーが余暇のひとつとして
あたりまえに存在しているような感じです。

今日は、フォックステリアのリングとジャックラッセルのリングとオージーテリアのリングが
3つ同じ時間で重なったので(重なるのは慣れっこです)
3頭のジャックをトローリーに積んでがらがらとジャックラッセルのリングサイドに行って
ショーしました。
自分がショーしたのは、うちのルビーのお里であるBAYLOCK KENNELの2頭でした。
BAYLOCKはオーストラリアでも最も古いジャックラッセルテリアのケネルのひとつで
この犬種の歴史とともにあるといっても過言ではないほど、多くの基礎犬を排出してきました。

今日のスペシャリティーショーは、95頭のエントリーがありました。
近年、だいたい50〜60頭くらいだったエントリーが今年は95頭!
みんなとてもはりきって、この1日を楽しみました。

95頭のジャックラッセルを見られる機会は日本ではなかなかないので
1頭1頭、自分なりに審査短評を書くような気持ちでじっくりと見ました。
1頭1頭審査短評を書くようなつもりでみれば、95頭分のトレーニングになります。
もしもわからなくなったら、そこら中にブリーダー達がいますから

ねえ、どう思う?
自分はこう思ったけどあなたはどう思う?
と聞けば、それぞれの意見を聞かせてくれるし、ディスカッションもできます。
気になる犬がいれば、出番のあとに、ちょっと触らせてと頼めば、テーブルに載せて
触らせてくれるので、それはもう最高の勉強の場です。
ロイヤル以上に、スペシャリティーショーは、そういう勉強ができるし
ブリーダー達が、ベテランの犬やパピーまで連れて来ているので、系統を追って犬を見ることができます。

各クラス、7〜8頭くらいのエントリーがある場合は、クラス3席までに入賞すると
けっこう嬉しいものですが、自分が引いた牡は、Intermediate Classの2席に入賞でした。
あーくやしい!あとちょっとで1席だったのにと思いつつ、Better than nothingです。



明日はまたロイヤルに戻って、エド・ビビン氏の審査を見て勉強です。
シドニーに来て、どこか観光に行きたいかとか、レストランに行きたいかと
聞かれるのですが、ひたすら、ドッグショーに行きたいとそれしか言わないので
こちらの人たちも、あなたたちはどこまで犬バカなのかと呆れ気味で毎日
ドッグショー会場に連れて行ってくれます。
明後日は、いくつかのブリーダーの家をまわって、犬を見せてもらう予定です。
なかなかできない勉強の機会なので、しっかりと見て、聞いて、触れて、できるだけ
理解できるように、心がけてきたいとおもいます。



それでは、また。





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Sydneyです。 20:51
Sydneyです。
空港に朝7時に着いて、どデカいスーツケースを引きずって会場に行ったら
みなさん、そのドでかいスーツケースの中にはエナジーが入ってるのかと大盛り上がり。
やっと着いたのでのんびりしようと思ったら、「すぐに服を着替えろ」と言われて
大慌てでスーツケースからスーツを取り出して、トイレで30秒で着替えてそのまま
ボーダーテリアのショーを手伝いました。

うちの愛犬アンガスのお父さんが、Best Of Breed、同じブリーダーの犬が全クラス制覇という
とてもうれしい結果でした。

その後も1日、あれこれ手伝いに走っていたら1日目が、あっという間に過ぎてしまいました。
今回は、ジャックラッセルテリアの友だちの家に2週間泊まるのですが、朝も夜も
犬の世話して、犬だしして、ごはんあげて、犬の鳴き声が聞こえるというのは
とてもリラックスできます。
職業病かもしれませんが...犬がいない空間だとちょっと心細いというか。
ここは、フォックステリア、ウィペット、ジャックたちがそこら中を自由に
走り回っているので、とても居心地がよいです。
馬もいます、ウサギもいます、オウムもいます。

こちらは、思ったより暑くてかなり夏日。
日差しも強くて、昼間の直射日光はかなり強いです。

今回のシドニーロイヤルショーは、ジャッジパネルのうち2人が北欧からのジャッジで
あともう1人が、アメリカでもなかなかアポイントメントのとれない人気ジャッジ
Mr.エド・ビビンです。
Mr.ビビンの審査をこれほど近くで2週間ものあいだ見つづけられる機会は、滅多にありません。
ひたすら、この審査を見つづけ、どこをどう触るのか、どのように審査するのか、どのように
犬種を解釈しているのか、それを見ることにこそ大きな意味があると思って
ひたすら審査を見ています。

今日は、イングリッシュセター、アイリッシュセター、ゴードンセター、
それから、サモエド、そしてマスティフなどを見ました。
Mr.ビビンの審査をすべて見終わってから、ロイヤルの会場を離れて
今度は、スパニエル・スペシャリティショーに行きました。
この国のガンドッグはほんとうに魅力があります。
自由でのびやかで、いきいきとしていて、ガンドッグの「らしさ」が
残っているように思います。

今日は、サモエド、セッター、サルーキ、キャバリア、などを見ました。
明日はロイヤルはジャックラッセルテリアです。
日曜日は、別の会場で、ジャックラッセルテリアのスペシャリティーショーがあります。
3頭のジャックをショーする予定です。

今からまた犬だしして、寝ます。
オーストラリアは、夏日で快晴です。













いつ来ても、オーストラリアのショーは、人も犬もたのしそうで、にこにこしていて
ワインを飲んだりしゃべったり笑ったり、とにかく楽しそうで
ドッグショーっていいなあと、新鮮な気持ちを、思い出させてくれる場所です。



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アクセスセキュリティ会社に委託し、閲覧者情報はすべて把握しております。
お写真使用ご希望、あるいはご意見等ある方は、clumberup@yahoo.co.jpにメールか、
053-545-053
7まで直接ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
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旅立つ前のご連絡いろいろ。 05:50
こんばんは。
というか、おはようございますなのですがまだ出発の準備が整っておりません。
3週分のエントリー、請求書の入力、伝票などの整理、5月、6月海外遠征分の
検疫関係の書類の準備、留守中のワクチンなどの手配と書類作成、などなど、などなど
etc、etc...本部展が終わってからずーっとこのようなことに明け暮れております。

だいぶ片付いてきました。
出発は本日お昼くらいなんですが...


絶対に置いてかれまいという強い意志が感じられます。
これやられちゃうと、後ろ髪ひかれちゃって、ホームシックになっちゃいそうです。

えっと、遅くなってごめんなさい。
ご入金いただきました分のトリミングナイフ、ドッグコートは本日までに
すべて発送いたしますので、もしも、入金済みなのに3日以内に商品の到着がない場合には
clumberup@gmail.comまでご連絡ください。

トリミングナイフは、D(細目)ナイフ、レッド(粗目)、ブルー(中目)この3種類
ごくわずかですが在庫ありますので、この機会にお申し込みください。
いまなら、海外発注せずに送れますので、はやくお手元に届きます。
とくに、細目のナイフを買われた方は、あまりに手にフィットするので
これはすごい!とみなさん目ウロコになっていらっしゃるようです。
ものすごく使いやすいナイフです。


ドッグコートは、かなりわずかになってしまいましたが
迷彩2点、黒ゴアテックス2点、ピンクゴアテックス2点、蛍光キルティング2点があります。





リードは、写真だとけっこう細く見えたとおっしゃる方が実物を見て
けっこうしっかりとした太さで驚かれていました。
実際には、テリアにはやや太めかな?という太さで、めちゃくちゃ引っ張る
大型犬でなければ、大型犬でも使用可能な程度の丈夫なつくりのリードです。





こういうアイテムを見るにつけ、使うにつけ、イギリスの犬文化はすごいなあと
感心させられるのです。
とにかく、使いやすく、犬との暮らしをよくよく熟知した人たちのつくるアイテムです。
ファンシーではないけれど、実用的で、働く犬をリスペクトしたようなものづくり。
意外にもこういうの、アメリカでもオーストラリアでも買えなくて
クラフトでのみ買えるので、やっぱりイギリスなんだなあと・・・。


お申し込みいただきましたらすぐに発送できますので、お問い合わせください。
clumberup@gmail.com






困りましたねえ。
スーツケースの中で眠ってしまいました。


それでは、また。



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本部展を終えて。 00:23
昨日、FCIジャパンインターナショナルドッグショーが終わりました。
いつものドッグショーと同じように片付けして、いつもと同じようにノンストップで
その日のうちに浜松に戻り、犬たちのエクササイズして、ごはんをあげて、洗濯物などを
バスから降ろしてそのままぐったり、お風呂も入らずダウンでした。
今日は疲れて朝からグダグダで、とりあえず、犬たちのこととデスクまわりの
絶対やらなきゃならないことだけ済ませて、あとはちょっとお休みしました。

今年も、本部展が終わりました。
土曜日は、会場付近の道が封鎖されるほどの悪天候だったのだと
今日になって知りました。
インドアだったので、外で何が起きてるかまったく分からないくらい
バタバタとドッグショーのリングとリングを駆け回ることに精一杯でした。

今年の本部展は、いろんな意味でいい夢を見ることができたとおもいます。
ドッグショーには、夢があるなと、おもいました。


ウェルシュコーギーペンブローク ZAK Winners Dog&Award Merit.

この本部展から、わたしたちはZAKをチームの柱としてまたショーチームを
組んでいくことになります。
まだ若いZAKですが、ヨーロッパの審査員がこの犬をどのように評価するのか
それは、胃が縮み上がるくらいのプレッシャーがありましたがそれでも
リングに入った瞬間に、なにがしかの確信めいたものを感じたような気がします。
ウィナースに選ばれ、B.O.B戦。
ZAKは、アワード・オブ・メリットに選ばれることができました。
まだ、つい先日ジュニアクラスからヤングアダルトクラスに入ったばかりです。
それでも、この犬の可能性や犬の本質を見抜いてもらえたと思い、それは
まだ若いZAKの未来につながる大事な一歩だと思い、十分な手応えを感じました。


ケアーンテリア  RIKIMARU Best Of Breed.

まだ若い頃からショーに出てきたリキですが、本部展で、タフな競合のなかから
ベスト・オブ・ブリードを獲得するというのは、目標のひとつだったと思います。
なにより、べストのコンディションでショーリングに送り出すことができ
コートの状態、厚み、ハンドラー氏が納得のいくコンディションまで
磨き上げることができたこと、それを見守ってくださったオーナーさん
みんなの思いが形になってほんとうによかったと思います。
またこの本部展をターニングポイントに、オーナーさんとともに次のステップへ
ともに歩んでいかれたらと思っています。


ジャックラッセルテリア  Energy&Snowy

これまで、本部展でジャックラッセルテリアがグループ1stをとったことは
なかったと思いますし、そんな時代が来ることは数年前には予想もできませんでした。
2年前の本部展では、ルクセンブルグの審査員でサブちゃんがグループ2席でした。
犬種ファンシャーとして、ジャックラッセルテリアでテリアグループ1席を。
これは、長年の夢でもありました。
どれほど磨いても、ワイアーフォックステリアやエアデールテリアなどの
トラディショナルな長脚テリアの美しさに到達することは難しいし
ピカピカに磨き上げられたスコティッシュテリアなどの美しさには
完成度として到達することはすごく難しい犬種であると、自分たちが
ほぼ通年してフル・エントリーしているからこそ痛感する犬種です。
数年前までは、グループプレイスメントスすら、なかなか叶いませんでした。

それでも、好きな犬種をショーに出しつづけ、模索し続けてきてよかったです。
想い続けることは、きっと、叶うということをエナジーが教えてくれました。

エナジーが日本に来たことも、自分たちにとってもサプライズであったし
ともに旅したパリ、アメリカ、そして日本中のドッグショー。
エナジーは自分たちに、いろいろなことを教えてくれたし、夢をくれたと思います。

エナジーがグループ1stをとったとき、すぐにオーストラリアのオーナーのサイモンに
電話して伝えたら、サイモンも半分泣いているし自分も泣いていたし、
こういう出会いができたことも、自分たちはとてもしあわせだと思いました。

そして、牝。
今年エントリーしていたチャンピオンの牝MAYAは、日本でも軒並みのタイトルをすべてとって
オーストラリアのスペシャリティーショーでも、R/U Best In Showをとって
この本部展が最終目標で、ある意味では勝負をかけていました。
でも、今回はちょうどシーズンと重なり、エナジーとの赤ちゃんを待ち望んでいたので
アブセント(欠場)しました。
このマーヤは、なぜか本部展だけはいつもアクシデントに重なって、毎回毎回
本部展には縁がなかったから今年こそ!と思ったらシーズンになり...やっぱり
本部展には縁のない子だったようです。


今年、自家繁殖犬は、ジュニアクラス牡、アダルトクラス牡、ジュニアクラス牝
チャンピオンクラス牝をエントリーしましたが、アダルトの牡のスカイ君が
ウィナースでチャンピオン完成しました。

牝は、昨年11月にオーストラリアからブリーダーたちが来た時に
すべてのパピーをチェックして、ファーストピック(1番に選んだ)牝でした。
遅咲きだろうけれど、絶対に大成するから手放すなと言われた子で
とはいえ、本部展時でジュニアクラスに入ったばかりでまだまだ若すぎるので
運良くウィナースまでとれたら御の字と思って連れて行ったのですが
願い通り、ウィナースまではとれましたがその後、B.O.B戦。
なんと、そのジュニアクラスの自家繁殖犬がベスト・オブ・ブリードに選ばれました。
B.O.B犬はリングで写真を撮れるのですが、カメラマンの到着が少し遅れたので
カメラマンがリングに来るのを待っている間、ジャッジは、

「この子をバッグに入れて家に連れて帰りたい」となんども言ってました。

「でも、この子はまだ若いし、完成度が足らないと思う」とわたしが言うと

「だから、触診のときに2回、年齢を聞いたんだ」と言われました。

つまり、成熟度が足りないのは9ヶ月なのだから当然のことで、しかしこの犬の
将来性を考えた上でベスト・オブ・ブリードにあげたのだと。
あともう1点、この犬種をブリーディングしていくうえで最高の評価をもらった点が
ありましたがそれはここでは控えます。
ブリーダーとして自分たちがいまいちばん大事に考えている部分だったので
それに気づいてもらえたことが、ものすごく嬉しかったです。
この点は、今後世界で自分の犬たちをショーイングし、勝とうと思ったらば
絶対に、不可避の部分であるので、その点を評価されたことは大変に嬉しいことでした。

父・娘でBEST OF BREEDをもらえたことも嬉しかったし、まだ若い犬が
入賞したことで、また来年がんばろうという目標をもらいました。
また、牝のB.O.B犬の母犬と、今回の牡のウィナースドッグは同胎の兄弟で
その母犬も、父犬も、祖母犬も、すべて我が家にいる子たちなので
家に帰って、子どもたち、孫たちの活躍を、犬たちに報告しました。
エナジーはこの本部展をもって、日本でのドッグショーは最後となりました。
自分たちにとって、彼は最高のショードッグであり、最高のともだちであり
最高のスタッドドッグでもありました。
自分たちのもとに、たくさんの素晴らしい子どもたちを、残してくれました。
エナジーと海外、そして日本中を旅した日々をきっと忘れないとおもいます。


ワイアーフォックステリア CINAMMON&JENNY.

先ほども書きましたがブリーダーとして単独展や本部展はがんばってなるべく
たくさんエントリーして犬種を盛り上げたいと思う気持ちがあり、ワイアーも
牡・牝 合計4頭エントリーしました。
牡は、シナモンがオーバースペシャルでBest Of Breedを獲得。
牝はジェニーがB.O.Bの後、テリアグループ2席に入賞しました。
ジェニーはひとまずこれで日本のショーはお休みして、これから準備して
6月からアメリカのショーを走ることが決まっています。
その前段階として、今回、スウェーデンのジャッジよりのグループ2席入賞は
とても嬉しく、未来につながる意味ある入賞だったと受け止めています。
ワイアーフォックステリアをブリーディングして、ようやくようやく
ブレッド・バイ(自家繁殖)で、本部展で上位入賞できる犬質のワイアーが
できるようになってきました。
ここまでの道のりでは、方向転換や、解釈の転換など、じつにいろいろなことを
考えさせられ、ようやくここに至ったようにおもいます。
今後は、このジェニィはアメリカでショーイングし、その後はまたヨーロッパに向けても
ショーイングしていきたいと思っています。


今年は、エナジーがテリアグループ1席という成績でそれはもちろん
目標としていたことだから嬉しかったし、でもそれ以上に、子どもたちが
これからの可能性を見せてくれたことに、大きな喜びを感じました。
ここからまた1年間がんばって、今度は自家繁殖犬で、またテリアグループ代表犬に
なれるよう、犬たちを大事に育てていきたいとおもいます。



毎年、本部展はひとつの節目となって、チームもまた、あらたな1年を迎えます。
わたしたちは、また若い犬たちと共にあらたな、強いチームをつくらなければならないし
次のスタードッグを、育てていかねばなりません。
いきなりスタードッグになれる犬は、いません。
でも、スターになれる可能性に満ちた犬は、たくさんいます。
その犬たちをいかに大事に育て、どんなときでもショーリングの中が世界一楽しい
そんな顔をしてリングに向かえる子を、育てていかねばなりません。

自分たちを引っ張ってくれた、力強いショードッグたちに心からの感謝と愛情を持ち
また、チームは次のステップに向かいます。
次の本部展を迎える頃、チーム・クランバーアップはどんなチームになっているだろう。
そんなことを考えながら。



今年は、ハンドラー氏と、レベッカと、グルーマーさん3名、新人アシスタントさん1人、
うちのチーフ、友人、たくさんの人たちがセットアップパドックで朝から手伝ってくれたので
2日間ともに、ミスなく、事故なく、ロスなく、万全の体制で犬たちを
ショーすることができて、それはなによりも、なによりも、安堵しています。
1日目は20頭近い犬をショーしたので、まさにパドックは戦争状態でしたが
犬たちはすごく良い状態でショーができたとおもいます。
良い犬と、良いスタッフと、信じ見守ってくれるオーナーさんと、すべてがあって
良いショーチームをつくることができると、いつも、思っています。
ハンドラー露木浩とこのチームに関わり、ついてきてくれるすべての人たちに
心から、感謝の気持ちでいっぱいです。

たとえ、良い犬がいても、良いハンドラーと巡り合わなければその犬は
陽の目を観ないかもしれないし、もちろん、良いオーナーとめぐり合い
良いハンドラーとめぐり合ってこそ、良い犬は、良い犬として多くの人の目に触れ
そして、犬種の未来になにがしかの貢献を、果たすことができるのだとおもいます。

ドッグショーはもちろん、勝ち負けを大事にする世界ではありますが、同時に
この犬が、犬種の未来になにをもたらすのか。
犬種の未来になにかをもたらすであろう、しかるべき犬が勝っているだろうか
そういうことを冷静に考えられたらきっといろいろなことが、未来につながる
大事なエッセンスとなって、生きてくるだろうとおもいます。


本部展が終わって、疲れきって、足もガタガタで、頭もぼーっとしていて
今日はもう、くたくたのフラフラで、まだ本部展の自分たちの洋服のバッグも
解体できていませんが、明日はそのバッグを解体して、そのままスーツケースを
パックして、明後日からはオーストラリアに行ってきます。

また、あらたな犬と会うために、行ってきます。
これから会う犬が、次なるスタードッグになれるのか、あるいは
自分たちのブリーディングにどのような良い影響をもたらすのか
そういった点をみきわめるため、それから、原産国のブリーダーたちとの
ミーティングと、勉強会もあるので、今回もめいっぱい、勉強してきます。

ハンドラー氏とともに、ほぼ毎月ペースで海外のショーに足を運んでいますが
こうして自分たちの目を育てること、海外のブリーダーたちとディスカッションを交わすこと
これらの小さなアクションのひとつひとつが、自分たちの学びの場となり犬識となると
そう思い、貧乏暇なしで、必死の時代を生きてます。
少なくとも、良い犬の人たちとのコミュニケーションこそが、自分たちのパッションや
あるいはドッグショーへの夢や思いを、ささえてくれるなによりのものだと
そう思っています。


めげそうになる日もあるし、いろいろな中傷にウンザリする日もあるし
雨や風や寒い日のドッグショーに心折れそうになる日もあるし、
犬のことをしていれば365日24時間で、なかなか自分たちの落ち着いた暮らしには
ほど遠い毎日で、つかれたなあと心底思う日もありますがそれでも
ドッグ・ブリーディング、ドッグ・ショーイングの奥深い世界に魅了され
この情熱を絶やすことなく、前に進んでいきたいと、おもっています。

今年は、チームの若い犬たちが活躍し、チームの未来に光を見せてくれました。
本部展は、自分たちにとって、節目のドッグショーです。
また、姿勢を正し、気持ちを新たに、良いショーチームをつくって
来年も、挑戦していきたいとおもいます。
今年もまたドッグショーの神様に、夢と宿題をもらった本部展でした。
自分たちの心にパッションがあれば、ドッグショーは夢の舞台になります。
来年も、がんばります。
今日はぐっすり寝て、明日と明後日はめいっぱい仕事して、オーストラリア行ってきます。


今年も、本部展が無事に終わりほっとしています。
そして、来年へのチームづくりも、スタートしています。
来年、今年よりもっと良いショーチームになるよう、ハンドラー、スタッフ一同
努力してまいります。
6月以降年末にかけて、ショーチームには少なくとも5頭ほどのあたらしいスタードッグの
タマゴたちが来日することが決まっています。
そのタマゴたちを磨いて、ダイアモンドにできるかどうかは、自分たちの日々の努力と
細やかな愛情にかかっている、そうおもいます。

自分たちをささえてくれるスタッフと、信じ見守ってくださるオーナーさんと
困ったときに手を貸してくれるたくさんの方々と、
がんばってくれるショードッグたち、そして
いつもけなげに留守番して待っていてくれる、大切な愛犬たちに、感謝をこめて。



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