いま、クランバーアップで生まれているパピーはワイアーフォックステリアのみとなります。
おそらく、今後もワイアーフォックステリアがメインのブリーディングとなります。
これまでは、ワイアーフォックステリアとケアーンテリアをブリーディングしてきました。
ケアーンテリアは、以前にも書いたかと思いますが、ヨーロッパから端を発した
スタンダードのサイズの変更にともなって、いままでブリーディングしてきた
アメリカンタイプの、コンパクトで、小害獣駆除に優れたサイズ、コンパクト&タフな
ケアーンテリアから、大きく流れが変わってきているというのが現実です。
実際には、13インチビーグルほどか、それより大きなケアーンテリアも
クラフツのブリード審査ではたくさん見かけました。
かといって、現在主流となってきているそのサイズの大きなケアーンテリアを
今後、ブリーディングしたいとも思ってはいません。
これまで思い描いてきたケアーンテリアは、あくまでも、アメリカで見た印象のまま。
あのコンパクトで強靭な姿へのこだわりがとても強いのですが
もしこのまま、自分の好みを押し通してアメリカンタイプをブリーディングすれば
それは、スタンダードに沿わないブリーディング、
たとえるなら、柴犬に対しての豆柴をブリーディングする・・・
豆ケアーンをブリーディングすることにつながるのではないかという葛藤のもと、
考えに考えた結果、いまその時代時代のスタンダードに沿わないブリーディングは
行うべきではないという結論に達し、しばらくの間はケアーンテリアのブリーディングについては
ストップすることにしました。
いかに、自分にとって正しいケアーンテリアはこれだ!
とつっぱったところで世界という大きな流れにそむくことはできません。
いつだって、スタンダードが基準となるという点は、守らねばなりません。
「世界」の潮流というものを静観しつつ、今後について考えたいと思っています。
ブリーダーとして、まず、アメリカなりイギリスなりのドッグショーに足を運び、
現在の世界の犬種の動きや流れ、スタンダードへの解釈が
どのように変遷していっているのかを、自分の目で見て、耳で聞き、学ぶことが
ケネルブラインドネス(自分の繁殖に盲目的になってしまうこと)を防ぐ方法だと
常々、思っています。
最近ではインターネットや動画、写真などが簡単に入手できるようになりましたが
やはり、実際に足を運び、ライブで見ると、もっと強いインパクトを持って
わたしたちに訴えかけてきます。
ブリーダーは、スタンダードの番人でなくてはならないし、
ブリーダーは、スタンダードに対して常に真摯に受け止めなくてはなりません。
今年、クラフツに行って実際にケアーンテリアのブリード審査をじっくりと見て
思いを固めたという感じです。
誰もにとっての正解はありませんが、クランバーアップはそのように考えました。
自分のスタンスを曲げずに進むブリーダーさんもいらっしゃるでしょうし
道はそれぞれなのだと思いますが、自分たちは、このスタンダードの流れに
糸口が見つかるまでは、世界の流れをじっと見ていようと思います。
ケアーンテリアへのお問い合わせは、いつも本当にたくさんいただいて
クランバーアップのケアーンがほしいと2頭目をお迎えくださる方もたくさんいて
本当にありがたいことですが、ドッグショーというものに関わっている以上、
スタンダードや世界の潮流というものを受け入れなければならず
ケアーンテリアについては、しばらくはブリーディングをせずに
いまケネルにいる子たちを大切に育てていきたいと思っています。
ジャックラッセルテリアのブリーディングは、
1年に1回も生まれないのであまり期待できそうもなく
なかなか、踏み切れず・・・という感じです。
もしも、1年くらいは気長に待ってくださる方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
ジャックたちはみんなファミリードッグなので、ブリーディングよりは、
この子たちと山や川にいって、どれだけ楽しく暮らせるかみたいなことばっかり考えているので
ブリーディングは、時期が来たら、というふうに考えています。
自分たちのブリーディングのほかには、Team Clumberupのショーオーナーさんたちが
ブリーディングされたパピーたちを、ご紹介することのお手伝いをしています。
より健全で大事にブリーディングされた犬を、よきパートナードッグにという
願いのもと、あたらしい家族との縁結びのお手伝いができたらうれしく思っています。
あとは、とことんパートナードッグのボーダーテリアをいつか迎えたいと思っています。
いま、クランバーアップであたらしいご家族を募集しているのは、ワイアーフォックステリアと
オーナーさんがブリーディングされたボストンテリアです。
どちらも、その犬種を大好きに思い、より良い犬をつくりたいという思いで
ブリーディングされたパピーたちです。
家族として大切に育ててくださるご家庭に、良いご縁があればいいと願っています。
ボストンテリアのパピーについて、詳しくはこちらをご覧ください。
ワイアーフォックステリアのパピーについては、詳しくはこちらのページをご覧ください。
将来はお顔が細く長くなるワイアーフォックステリアと
鼻ペチャでファニーな姿が魅力的なボストンテリア。
ライフスタイルや、自分の理想とする犬との暮らしで犬種選びも変わってきます。
どちらも大変にフレンドリーで魅力的なパートナードッグです。
ぜひ、お問い合わせください。
それでは、ルルのパピーたちのつづきをご覧ください。
明日はテリーのパピーたちをアップしたいと思っています。
ブリーディングのラインによってタイプがそれぞれに違うので
成長の過程を見ているだけでも、すごく勉強になります。
ルルの娘、グリーンティとレッドリボンの様子はつづきを読むからどうぞ。