長旅、おつかれさま。 | 22:14 |
朝から、電話が鳴りっぱなしで、通関をお願いしていた担当者が地震の影響で
成田まで行かれない!
成田エキスプレスも、京成も動いていません、とのこと。
そもそも、犬は無事に成田に着陸しているんだろうかと
さまざまなことが、心配つづきで、綱渡りのようにタイミングタイミングで
いろいろなことを瞬時に決めながら、どうにかリムジンバスで時間内に成田に着きました。
通関担当の方も、自宅に戻って車で出社してくれまして、犬の到着後に受け取り
通関、検疫と無事に済ませて元気な姿にご対面できました。
はじめまして、日本へようこそ。
書類手続きなどを経て、成田から戻るのにまだ電車が不安定とのこと。
またもや、リムジンバスにて戻ることにしましたが、トランクスペースだったら心配、、、
と悩みましたが
ちゃんと、リムジンバスの担当のお兄さんがバスの後部のシートに乗せてくれました。
日本も少しずつ犬に優しくなってきたのかなと、安心してバスに乗れました。
バスの中でも、興味津々に外を見て、しばし経ったらころんと眠ってしまいました。
実家のボーダーたちともすぐに仲良くなり(だからボーダーテリアは飼いやすい!)
ジャックラッセル牡1、ボーダーテリア牡2、初対面だというのにくっついて眠っています。
情緒が安定した、ちゃんとパピートレーニングの入った犬は、犬たちにとっても
勘に触らないというか危険人物?に写らないらしく、あっという間にファミリーに受け入れられ
みんなで並んでごはんを食べ、お庭を探索、家中を探検したのち、ハウスに入ってぐっすり眠っています。
ANGUSのお父さん、Gr.CH.BOHUNT PILLOW FIGHTは、2010年オーストラリア
No,1ボーダーテリアですが、さらにこのブリーダーのすごいのは、ヨーロッパの
ワールドドッグショーでも、ベスト・オブ・ブリードを自家繁殖犬で獲得しているのです。
とにかく、義理堅く情熱的で犬へのパッションに満ちあふれた人です。
会ったとたんに、ビビビっと電流が走り、なぜだか強い友情が芽生えてしまいました。
昨年は、ワールドドッグショーを穫った直後だったので、このケネルへのオファーが
ものすごい数になっていて、世界中から膨大なメールや電話がかかってくるとのことで
とても、「あのう、日本のわたしたちのところにも男の子を、、、」と言い出せる空気でもなく、
アメリカの人たちからのオファーがものすごかったし、アメリカのプロハンドラーもかなり多く
オファーを出していると聞いたので、まるきり、ムリだと思っていたのですが
「で、あなたはこの先ボーダーテリアのブリーディングをするの?」と
猛烈マシンガントークの最後に聞かれたので
(このブリーダーさんのマシンガントークは、ほんとに、マシンガンさながらです)
「続けたいけど、ムリだと思う。」
「なぜ?」とブリーダー。
「たくさんはできないけれど、ボーダーテリアは大好きだから、つづけていきたいとは思ってる。
でも、牡がいないからもうつづけられないかも。
アメリカに送って交配するくらいしか方法がないし、、」と答えました。
すると。
「わたしが送る!!!
わたしが男の子を送れば、あなたたちがブリーディングつづけられるってことよね?
わたしが、次回生まれる牡でいちばん良い牡をあなたに送る!」と
ほんとに不思議で不思議でしかたがないし、なぜ自分たちにそこまで信頼を
寄せてくれたのかは、いまもって不思議で、こんど会ったときに聞いてみようと思っているのですが
たぶん、マシンガントークが速すぎて半分くらいしか英語が理解できないかも、だけど
このときも、デポジット(前金)もなにも置いてきませんでした、マシンガントークによる
口約束のみ。
それから3ヶ月。
メールが来ました。
いちばん良い牡を残してて、今日はじめてドッグショーに出してみたんだけど
オールブリードショーで、ベストパピーインショーになった!
この子を日本に送ろうと思うんだけど???どう???と。
えええ、そんな、そんな、そんな子を送ってくれるんですか?うちに?
その後、この子犬には約48件、アメリカとヨーロッパからのオファーが来ていたと知りました。
ていうか、我が家に来ていいんだろうか?
アメリカの超有名なボーダーテリアのブリーダーが、このオーストラリアのブリーダーに
オファーを出した際、オーストラリアのブリーダーはこう答えました。
「アメリカで勝ちたいだけで犬は売らないし、アメリカの友人にも義理を立てなければならないし
自分は、ベッドで一緒に眠る、最高にスゥィートなハウスドッグのボーダーテリアを
ブリーディングしているつもりだから、一緒のベッドで眠ってくれる人にしか譲らないわ」と。
どうやら、ぜったい一緒に寝るだろうと信じてもらえたようです。
というわけで、そこから大慌てでドキュメントワークをすすめ、検疫関係の書類を進め
今日、ぶじに日本に到着となったのであります。
いまは、スースーと気持ちのいい寝息が聞こえてきます。
ほんとなら、カンタス航空で直行便で来る予定だったのだけれどもこの災害の影響で
直行便が飛ばなくなって、マレーシア航空、クアラルンプール経由という長いフライトでした。
クレートの中もまったく汚すことなく、元気に到着してくれました。
空港で、持っていったビスケットを完食し、家に戻ってごはんもしっかり残さず食べました。
さらに、靴下をくわえてお庭をダッシュしていました。
元気に到着してくれて、ありがとう。
小さな希望が到着しました。
ANGUS、ペディグリーサティフィケイトの登録が済み次第、日本でもショーデビューします。
とっても、たのしみ!
ショー、テリアグループで勝ち上がれる犬種ではないけれど、パートナードッグとしては
ベスト・イン・ショー級に最高の犬種です、たとえるなら、小さなラブラドールレトリバーかな。
名ブリーダーが育てた名犬と暮らすことは、自分たち自身も、犬を育てるうえでとても勉強になります。
犬は育てた人を映す鏡でもありますから、自分たちもこういう性格のいい、情緒の安定した犬を育てるべく
努力するよいお手本ができました。
犬に受け入れられる犬は、大切に育てられた情緒の安定した犬です。
良い子に育て、送り出してくれたブリーダーさんに、心から感謝です。
大事に育てます、約束します、きっと大事に育てます。
* * * *毎日たくさんのクリック!ありがとうございました。感謝!* * * *
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成田まで行かれない!
成田エキスプレスも、京成も動いていません、とのこと。
そもそも、犬は無事に成田に着陸しているんだろうかと
さまざまなことが、心配つづきで、綱渡りのようにタイミングタイミングで
いろいろなことを瞬時に決めながら、どうにかリムジンバスで時間内に成田に着きました。
通関担当の方も、自宅に戻って車で出社してくれまして、犬の到着後に受け取り
通関、検疫と無事に済ませて元気な姿にご対面できました。
はじめまして、日本へようこそ。
書類手続きなどを経て、成田から戻るのにまだ電車が不安定とのこと。
またもや、リムジンバスにて戻ることにしましたが、トランクスペースだったら心配、、、
と悩みましたが
ちゃんと、リムジンバスの担当のお兄さんがバスの後部のシートに乗せてくれました。
日本も少しずつ犬に優しくなってきたのかなと、安心してバスに乗れました。
バスの中でも、興味津々に外を見て、しばし経ったらころんと眠ってしまいました。
実家のボーダーたちともすぐに仲良くなり(だからボーダーテリアは飼いやすい!)
ジャックラッセル牡1、ボーダーテリア牡2、初対面だというのにくっついて眠っています。
情緒が安定した、ちゃんとパピートレーニングの入った犬は、犬たちにとっても
勘に触らないというか危険人物?に写らないらしく、あっという間にファミリーに受け入れられ
みんなで並んでごはんを食べ、お庭を探索、家中を探検したのち、ハウスに入ってぐっすり眠っています。
ANGUSのお父さん、Gr.CH.BOHUNT PILLOW FIGHTは、2010年オーストラリア
No,1ボーダーテリアですが、さらにこのブリーダーのすごいのは、ヨーロッパの
ワールドドッグショーでも、ベスト・オブ・ブリードを自家繁殖犬で獲得しているのです。
とにかく、義理堅く情熱的で犬へのパッションに満ちあふれた人です。
会ったとたんに、ビビビっと電流が走り、なぜだか強い友情が芽生えてしまいました。
昨年は、ワールドドッグショーを穫った直後だったので、このケネルへのオファーが
ものすごい数になっていて、世界中から膨大なメールや電話がかかってくるとのことで
とても、「あのう、日本のわたしたちのところにも男の子を、、、」と言い出せる空気でもなく、
アメリカの人たちからのオファーがものすごかったし、アメリカのプロハンドラーもかなり多く
オファーを出していると聞いたので、まるきり、ムリだと思っていたのですが
「で、あなたはこの先ボーダーテリアのブリーディングをするの?」と
猛烈マシンガントークの最後に聞かれたので
(このブリーダーさんのマシンガントークは、ほんとに、マシンガンさながらです)
「続けたいけど、ムリだと思う。」
「なぜ?」とブリーダー。
「たくさんはできないけれど、ボーダーテリアは大好きだから、つづけていきたいとは思ってる。
でも、牡がいないからもうつづけられないかも。
アメリカに送って交配するくらいしか方法がないし、、」と答えました。
すると。
「わたしが送る!!!
わたしが男の子を送れば、あなたたちがブリーディングつづけられるってことよね?
わたしが、次回生まれる牡でいちばん良い牡をあなたに送る!」と
ほんとに不思議で不思議でしかたがないし、なぜ自分たちにそこまで信頼を
寄せてくれたのかは、いまもって不思議で、こんど会ったときに聞いてみようと思っているのですが
たぶん、マシンガントークが速すぎて半分くらいしか英語が理解できないかも、だけど
このときも、デポジット(前金)もなにも置いてきませんでした、マシンガントークによる
口約束のみ。
それから3ヶ月。
メールが来ました。
いちばん良い牡を残してて、今日はじめてドッグショーに出してみたんだけど
オールブリードショーで、ベストパピーインショーになった!
この子を日本に送ろうと思うんだけど???どう???と。
えええ、そんな、そんな、そんな子を送ってくれるんですか?うちに?
その後、この子犬には約48件、アメリカとヨーロッパからのオファーが来ていたと知りました。
ていうか、我が家に来ていいんだろうか?
アメリカの超有名なボーダーテリアのブリーダーが、このオーストラリアのブリーダーに
オファーを出した際、オーストラリアのブリーダーはこう答えました。
「アメリカで勝ちたいだけで犬は売らないし、アメリカの友人にも義理を立てなければならないし
自分は、ベッドで一緒に眠る、最高にスゥィートなハウスドッグのボーダーテリアを
ブリーディングしているつもりだから、一緒のベッドで眠ってくれる人にしか譲らないわ」と。
どうやら、ぜったい一緒に寝るだろうと信じてもらえたようです。
というわけで、そこから大慌てでドキュメントワークをすすめ、検疫関係の書類を進め
今日、ぶじに日本に到着となったのであります。
いまは、スースーと気持ちのいい寝息が聞こえてきます。
ほんとなら、カンタス航空で直行便で来る予定だったのだけれどもこの災害の影響で
直行便が飛ばなくなって、マレーシア航空、クアラルンプール経由という長いフライトでした。
クレートの中もまったく汚すことなく、元気に到着してくれました。
空港で、持っていったビスケットを完食し、家に戻ってごはんもしっかり残さず食べました。
さらに、靴下をくわえてお庭をダッシュしていました。
元気に到着してくれて、ありがとう。
小さな希望が到着しました。
ANGUS、ペディグリーサティフィケイトの登録が済み次第、日本でもショーデビューします。
とっても、たのしみ!
ショー、テリアグループで勝ち上がれる犬種ではないけれど、パートナードッグとしては
ベスト・イン・ショー級に最高の犬種です、たとえるなら、小さなラブラドールレトリバーかな。
名ブリーダーが育てた名犬と暮らすことは、自分たち自身も、犬を育てるうえでとても勉強になります。
犬は育てた人を映す鏡でもありますから、自分たちもこういう性格のいい、情緒の安定した犬を育てるべく
努力するよいお手本ができました。
犬に受け入れられる犬は、大切に育てられた情緒の安定した犬です。
良い子に育て、送り出してくれたブリーダーさんに、心から感謝です。
大事に育てます、約束します、きっと大事に育てます。
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