最近のショーピクチャーの一部です、ようやくスキャンしました。
ジュリア、AM.CH.GAIA OF YOSHIDA ENTERPRISEがお父さん犬です。
SMOOSIE.
MOLLY.(SAREDON SURE THING.)
RIKIMARU
RAY
ENERGY
RIKIMARU.
BOBIE.
BAYROCK RUBY ROSE.
SABU
COCO
KING
Coco
Julia.
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先日のブログで、審査短評 Clitiqueについて書きましたが
いま、ものすごい感動しています。
JKCダックスフンド部会報を送っていただいてお借りして、
子犬たちを哺乳しながらじっくりと熟読させていただきましたが、
素晴らしいのひと言です。
各ダックスフンド単独展、部会展での、入賞犬の写真、そして審査員名、
審査員が書いたそのままの審査短評の公開および、本部にて打ち直した
文章と併せて掲載されています。
短評というのは、もちろん、自分の犬も短評が気になるのは当然なのですが
各審査員が、他の出陳犬をどのように審査しどのように評価をしたのか
ということは、ブリーダーとして、愛好家として、大変に勉強になる点です。
この部会報では、入賞した犬の写真、そして審査短評がきちんと掲載されています。
この審査短評を読めば、この審査員がどのような点を評価し、どのような点に
審査プライオリティを置いてその犬種を審査しているのかがひと目でわかります。
また、審査員の犬種理解度というものも推し量ることができます。
2年分の部会報を1ページ漏らさず読ませていただいて、各審査員の短評を
じっくり読みました、勉強になります。
外国人審査員の審査短評は、すべて翻訳して掲載しています。
それぞれの審査員の短評の書き方もまた、勉強になります。
ブリーダージャッジの短評はやはり、コメント欄にぎっしりと
丁寧に細部の表現にまで触れられて書かれているのを多く見受けられました。
また、FCI審査では、EXCELLENT,VERY GOOD,GOOD,Sufficient,Can't be judged,Disq
という段階によってまず評価が分けられますが、ヨーロッパではExcellent評価は
なかなか付与されることが大変というくらい名誉なこととされています。
一方、JKCのショーの場合も、EXCELLENT,Very good,Good,Disqという評価段階が
分けられていますが、日本の多くの場合、自動的にEXCELLENTということが
多いような印象があります。
この部会報では、短評とともに評価も提示されていました。
たとえば、短評ではとても褒めているのに、評価はEXCELLENTでなくVG(VERY GOOD)
ということもあり、それらをシリアスに提示するのがジャッジの役割であると
とりわけ、FCIの国のジャッジの短評からは強く印象を受けます。
いわゆる、この評価段階は、5段階評価の通信簿みたいな感じですが
たとえば、オール5でなくとも、3のものや4のものがある限りは
改善と努力の余地があり、審査員は出陳者に努力するポイントを明確に
提示するという役割を担っているのですから、この短評は、ブリーダーの
次世代の犬をよくするエッセンスがつまっているはずのものです。
FCIの国々では、審査短評はロゼットやリボンより価値があるとされて
ケネルには、額に入った短評が飾られていたりするのだそうです。
FCIの展覧会規定では、審査短評について次のように記載されています。
各出陳犬には、審査員がFCI公用語4種類(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語)
のいずれかの言語を用いて、リング・スチュアードに口述した
約20単語〜50単語の、文書による審査短評が付与されます。
これは、FCIが考えるドッグショーというものの、本来の目的に叶っています。
ドッグショーというのは、犬種の保護、育成、存続を目的としていますから
審査短評を出陳者(ブリーダー)が目にすることができ、手元に残ることで
審査員の意見が出陳者の耳に届き、ブリーディングの指針を決める材料に
なったり、自分の犬の長所、短所を正しく理解することができるのです。
また、審査短評は、審査員の犬種理解度というものも明確に表しますし
審査員の個性、好みのスタイル、犬種における優先順位が理解でき
審査員の人気の目安にもなります。
という審査短評を、単独展、部会展の入賞犬の写真とともに記載した
ダックスフンド部会報は、誰が読んでも勉強になり犬種の理解を深める一冊に
なるのではないかと思います。
ダックスを専門にしている方以外でも、どの審査員がどのような短評を書き
どのような評価をしているのか、それぞれに勉強になります。
部会報のお問い合わせ先は、今月号のGAZETTE42ページ右上に
インフォメーションが出ていましたので、お問い合わせしてみてください。
展覧会に出陳して、CLITIQUE(審査短評)がもらえたらどんなにいいかと思います。
審査員が自分の犬をどのように評価し、どのような印象を受けたのか
勝っても負けても、それがわからないままでは、まるで手探り状態です。
こういう審査短評を書き、それが、部会報など広く公開されるものだとなれば
審査風景にも、ピリリと緊張感が漂うのではないでしょうか。
しっかりとした短評を書こうと思ったら、しっかり見ないと書けないでしょうから。
また、出陳者にとっては、勝っても、負けても、その短評をもらえることで
そのドッグショーに自分の犬をエントリーして評価を仰いだ意義が生まれるとおもいます。
その他、ダックスフンド部会報では、その他、ブリーディングに参考となる
チャンピオンドッグを、一定の条件の下、参考犬として掲載しています。
もちろん、犬の写真だけでなく3代祖までの血統も記載されています。
こういう「情報の共有」ナリッジシェアこそが、ブリーディングを
ブリーダー間相互によくするために、いちばん大事なことではないでしょうか。
非常に勉強になりました。
それでは、また。
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